2013-09-24 07:57 | カテゴリ:未分類

  気分転換に、宮崎駿監督の「風たちぬ」を見に東京の新宿線沿線の船堀の映画館に出かけた。観客は総入れ替えなので、次回上映までの2時間の待ち時間をこの建物にある100メートルの展望台や喫茶店でぶらぶら過ごした。

 

  宮崎監督の映画をお金を払って観るのはこれが初めてである。彼が引退を宣言し、あちこち半藤氏と対談した記事や映像を見ていたので、小生と同年代の監督の最後の長編としてなんとなくこれは見ておきたいなと思ったのである。じつは映画館で映画を見ること自体が3年ぶりぐらいだと思う。

 

  映画館では今日が東京はお祭り日であるので予想通り190人の座席にわずか50人ばかりの観客であった。40人弱が大人であった。

 

  感想は、すべての場面が、美しく、全編2時間半を一回観ただけでは全くその場を去りがたかった。DVDになったら(なるかどうかわからないが)ぜひストップモーションで鑑賞したいと思った。場面展開が速い上にすこし歴史的知識が必要なのでとても子供には理解不能だろう。でも成長するにつれて理解が深まる内容になっていると思う。その意味ではすでに古典に属する漫画映画なのかもしれない。
  

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ゼロ式戦闘機の試運転
 
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菜穂子

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上司の家での即席結婚の祝言

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夕日に向かって出撃する特攻機
  
 

  以下を秀逸な場面のひとつと思いました。 (細かいセリフは忘れましたが)

畳の布団に伏す病床の菜穂子が、座り机をまえにゼロ戦設計図の計算尺を操る二郎に、
「ねえあなた、もう少し近くに来て。あなたの仕事をする横顔を見ていたいのよ。」
というので、二郎が菜穂子の伏す布団を引きずって自分の机にちかづける。菜穂子が布団から少し片手をだして、それを二郎が左手でにぎる。その姿勢のままで二郎は右手だけで計算尺をせわしく操る。「もし片手の計算尺の競技があれば僕は一等賞になるだろうな」とつぶやく。
   
(森敏)

秘密

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