2013-08-15 07:19 | カテゴリ:未分類
 

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 図1.堆積場の立て看板
 
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 図2.シートの下にはフレコンバックが堆積されているはずである。
広さは約50m x 100m。 天井には通気筒が立っている。

  山間部を車を転がしていると、「小網木地区第2仮置き場」という立札と、「除去土壌などの一時保管仮置き場」という立札が建った場所が現れた。

 

  シートで覆われた下には、外からは見えないが1立方メートル(1トン)のフレコンバックが整然と積み重ねられているはずである。(図2)

 

  ここの堆積場所が特徴的なのは、これまで見てきた堆積場と異なり、シートの天井に重しが置かれて、煙突状の塩ビの筒が立てられていることである。

 

  これらの煙突はおそらく「ガス抜き」の目的と思われる。重しは、中の雑草や枝葉や土壌が嫌気発酵や脱水で減容した分を下方に沈めるためと思われる。すでに少し沈んでいる。全体が遮蔽されているので、空気の流通が極端に少なくなっている。だからフレコンバックの雑草や小枝やらが土壌菌で分解されるときは、主として嫌気性菌が働くだろう。そうすると、一酸化炭素(CO) やメタンガス(CH4) や硫化水素(H2S) などの有毒ガスが発生するのである。メタンガスは一定の濃度になると火がつくと燃えるので非常に危険である。というわけで、あえて吸引排気していないが、自然の拡散による「ガス抜き」が行われている模様だ。

 

  雑草や小枝など、有機物が微生物によって発酵していくと、有機成分がガスになって抜けていくので、フレコンバックの実容積が減量していく。なので、フレコンバックがぼこぼこにへこむ。だからあまり積み上げると、荷崩れを起こして全体が崩壊しかねない。高さは4.5m以下になっていると立札には書かれている(図1)。だからせいぜい2段にしか積まれていないだろう。このような装置は多分この堆積作業の設計を行っている業者にとっても初めての試みではないだろうか。ちょっと今後何が起こるかわからない。だから「一時保管仮置き場」なのだ。何度もこのWINEPブログで提案しているのだが、放射能汚染草木は早くバグフィルター付きの焼却炉に持っていくべきだ。(追記参照)

 

  この図2は、放射能汚染土壌を剥離しても、草木はこのように保管のための「後処理」が大変な作業になることを示している。しかし、これで終わりなのではなく、自然発火、サル、イノシシ、タヌキ、キツネ、空からのカラスやトンビなどの侵入によるかく乱・破損などが起きないかなどの定期点検が必要になっているはずである。

    
(森敏)
追記:

 排ガス、セシウム未検出 鮫川・焼却施設の確認運転

環境省が鮫川村青生野地域で今月から確認運転を行った放射性物質を含む稲わらなどの仮設焼却施設で、同省は26日、排ガスから放射性セシウムが検出されなかった、などとする結果を発表した。村仮設焼却炉監視委員会に報告した。
 同省によると、排ガス中の放射性セシウム濃度は、放射性物質が外部に放出されないよう設置したバグフィルターなどの出口で測ったところ、検出限界値未満だったという。また、施設内外の空間線量も運転前と比べ、変化はなかったという。
 確認運転は今月4~18日に実施。このうち、16、17の両日に1キロ当たり100ベクレル前後の低線量の牧草、18日には牧草に5800ベクレル程度の稲わらを混ぜて焼却した。同省は今後、排ガス中のダイオキシン類の分析などの結果を取りまとめ、8月上旬にも報告する予定という。
(2013年7月27日 福島民友ニュース)

 

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