2013-08-09 12:47 | カテゴリ:未分類

以下の東大の記事は非常に重要な調査成果だと思う。

 

以前に東大の浦環教授たちが同じ手法を開発して海底の底泥の放射能をいわき沖を沿岸から沖合に向けて縦方向にスキャンしていた記事があったが、今回は本格的に沿岸に沿っても長距離にわたって、測定を行ったようだ。
 

 

この同じ放射線検出器をもっともっと増産して、東電福島第一原発の八の字型の港湾の開口部に横並びに数個ぶら下げて、継続的な底泥モニタリングをすべきだろう。東電から海洋への漏出部位で直接汚染をチェックするのである。
 

 

今回の原子炉地下水漏洩事実が開示されてから、急いで福島県水産部が今後は月に一度底泥と海水をくみ上げて測定すると言っているが、なんというのんきな監視体制かと思う。これではザルである。福島県はただちに東大と共同研究体制を組んで、沿海の放射能汚染監視体制を強めるべきだと思う。それが将来に向けての漁民や消費者の安心・安全を保証するする道だろう。 

  現状の東電の発表データや福島県や漁協の魚の発表のデータからでは、今後いつ何時放射能汚染水が「フクイチ」からどう沿海に流れていくのか、それがいつまで続くのか。だれも何を信用していいかわからない。何しろ放射能はザザ漏れなんだから。
 
  「フクイチ」の極周辺沿海部の放射能汚染監視体制は、一から仕切りなおすべきだと思う。



  

海底くぼ地に高濃度汚染集中 福島第一周辺 400キロ調査
201388日 朝刊

 

 東京大生産技術研究所などは7日、東京電力福島第一原発の沖合などで行った海底土の放射線測定の結果、事故で放出されたとみられるセシウム137の濃度が周辺より2~10倍以上高かった地点が約40カ所見つかり、大半がくぼ地だったと発表した。セシウムは土に吸着しやすく、海流に運ばれて集まったとみられる。

 海底の広い範囲で、局所的に濃度の高い「ホットスポット」の分布状況を調査したのは初めて。東大生研のソーントン特任准教授(海洋知覚システム学)は「局所的に濃度の高い場所の分布状況が分かったので、魚介類への影響調査や海底の除染につながることを期待したい」と話した。

 研究チームは昨年八月~今年七月、第一原発から二十キロ圏の海域ほか、宮城県の阿武隈川河口や仙台湾などで、船でえい航した装置を海底にはわせて放射線を測定した。

 総距離約四百キロにわたり、測定場所と水深、セシウム濃度を記録。高濃度汚染が確認されたくぼ地の長さは数十メートル~数百メートルとさまざまだった。

 原発から三キロ圏内では地形に関係なく、高濃度汚染が観測された地点が約十カ所見つかった。阿武隈川河口から東約二キロの沖合で周辺より濃度が高い範囲が二カ所確認された。

 仙台湾では水深六〇メートルの測定エリアの平均濃度が海底土一キログラム当たり三〇ベクレルだったのに対し、水深一二〇メートルでは七四ベクレルと高かった。


  
(森敏) 
 
付記:この件に関する過去のWINEPブログの記事は以下のとおりです。着実に東大の研究が進化していることがわかります。
 

追記:

 2地点でセシウム検出 第一原発周辺県採取の海水

県は8日、東京電力福島第1原発の周辺海域6地点で7月31日に採取した海水の放射性物質検査結果を発表、6地点のうち2地点から放射性セシウムが検出された。最大値は第1原発北放水口付近の海水で1リットル当たり0.277ベクレル。次いで第1原発沖合2キロの海水で同0.058ベクレルだった。
 第1原発南放水口付近と取水口付近、大熊町夫沢の熊川沖2キロ、双葉町の前田川沖2キロの4地点で採取した海水からはいずれも放射性セシウムが検出されなかった。
 県は一連の汚染水問題を受け、海水の放射線モニタリングを強化する対策の一環として海水を採取する地点と頻度を増やした。
(2013年8月9日 福島民友ニュース)

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