2008-07-05 08:13 | カテゴリ:未分類

 

 クレアチニン値

 

   クレアチニン値でgoogleをサーチすると、「血清クレアチニン値が 高いほど、血液をろ過する腎臓の能力が低下していることになります。 一般に血清クレアチニン値が2mgdl以上になると、腎機能が正常のときの50%以下にまで 落ちた状態とされ、慢性腎不全と診断されます」とある。小生の血清クレアチニン値はこの一年間で 1.19から1.3に変化した。明らかに腎臓の濾過機能が低下しているようだ。両方の腎臓に結石を持っているし。

 

   先日、風呂で皮膚をかきむしって感染したのか、左肘(ひじ)がふくれて急性の頭痛と悪寒がしたので皮膚科の医者に飛び込んだ。抗生物質をもらったので、一日3回食後の服用でよいと言うのを、勝手にきまじめに6時間毎に4回飲んでいた。それを聞いた、親類の医者が、小生は腎機能が低下しているから、あまり頻度よく抗生物質を飲まない方がよい、と注意してくれた。小生の頭には、抗生物質の血中濃度を高く一定に保って早く直したい、という素人考えの気持ちが強かったので、この指摘には虚をつかれた。

 

   抗生物質は身体にとっては、異物であるので、それを分解するのに肝臓の分解酵素(多分P-450)に大いに負担をかけると同時に、その分解産物を腎臓から排出するのに腎臓の排出のトランスポーター(多分ABCトランスポーターなど)に通常と異なる過剰な負担をかけることになる。そういえば何となく抗生物質を内服しているときは体がだるいし、朝起きがきわめて悪かった。

 

   本日、なにげなく今週号の週刊新潮を読んでいたら、その42ページに

「薬を飲むと血液に溶け込み、だいたい10分から30分ぐらいで血中濃度がピークに達します。このピークに達した薬が、肝臓で分解され、腎臓で濾過されるのです。だいたい数時間後に血中濃度の半減期を迎えます。この半減期に薬を飲むと、血中濃度を保ちやすくなるため、そのタイミングで飲むよう処方します。ただ、お年寄りはその機能が低下しているわけで、もっと時間を空けて薬を飲めばよいのです。ところが、若い人が一日3回服用する薬を、肝臓や腎臓の機能低下を踏まえて、一日2回や1回にするという診療はなされていません」と精神科医の和田秀樹氏がのべている。

 

   こんなこと小生は考えても見なかった。すべての面で老人(と言うと語弊があるかも知れないので高齢者と言う方がいいのかも知れないが)は臓器の代謝機能が衰えて、血管なども老朽化が進んでいるので、“高齢者医療は若い人を標準とした処方を行うべきでない”ということなのである。そういう見地から自分の身体を見直す必要があることを、遅ればせながら思い知らされた。

 

これを敷衍すれば高齢者はあらゆる面で若い人のように行動すると却って体を壊すことになりかねないと言うことだ。ほどほどに。それが高齢者用の医療費国庫負担を軽減することに通じることにもなる。

 

(森敏)

付記:小生のまわりでは、クレアチニン値に気を配っている人はあまりいないようである。しかし慢性的な腎障害の進行のIndexとしては、決して軽視できない項目と思う。

 

 

 

 

 

 

秘密

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