2013-06-22 05:45 | カテゴリ:未分類

::::::::::人類の大脳は、まだ発達段階にあり、極めて脆弱である。したがって「事実を直視」すると容易に破壊されてしまう。そのため人間は「事実を直視」しないための方法論として、あらゆる芸術、さらには宗教や哲学などの文化を発達させてきた。「愛」や「希望」などの概念も同様である。
 【事実ほど辛いものなし唐辛子】  ラム亭主

  

という随筆を某氏(ラム亭主)からいただいた。

  ところで、放射能汚染の事実は非常に厳しく、辛いなんてものじゃない。しかし、えてしてその土地に住まない人はその事実を直視したがらない。

 

厳しい事実の前では芸能やスポーツや絵画や芸術や宗教にかかわる人たちが放射能汚染現地を訪れて「事実を直視しない」忘却のひとときを与えても、一時的な慰めにしかならないだろう。

 

私的経験からすると、放射能汚染問題では関東以北の人たちと中部以西(特に四国や九州)の人たちとの感受性の温度差は非常に大きい。後者では、日本では再度の原発暴発なんてありえないといまだに思いたがっている人が大半ではないだろうか。
 

  これまた私的経験からだが、人文科学・生命科学系の研究者と社会科学・工学物理学系の研究者との意識の差もかなり顕著だと思う。後者は前者よりもなぜか冷静ぶりたがる。「電気代が高騰して不景気で収入がなく自殺したりして死ぬひとの数のほうが原発事故で死ぬひとの数よりも多い」「だから原発は早く稼働すべきだ」という。

 

「今回の原発で一人も死んだ人がない」「だから原発を早く再稼働すべきだ」という政権中枢の女性政治家は、事実を直視しない最たるものだ。彼女は夢でも見ているのだろうか? チェルノブイリと福島の2カ所で、人類史上5基もの原子炉で起こったメルトダウンを決して事実と思いたくないのだろう。 2カ所起こったことは3カ所めでも起こりうるとは決して想像したくないのだろう。

 

まさしく、冒頭のラム亭主が言うように「人類の大脳は、まだ発達段階にあり、極めて脆弱である。したがって「事実を直視」すると(人の脳は)容易に破壊されてしまう」のである
 

(森敏)

秘密

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