2013-06-13 11:17 | カテゴリ:未分類

以下は細川徳栄さんの「馬がどんどん死んでいる。全部放射能のせいだ!」の第6弾です。     「馬がどんどん死んでいく。全部放射能のせいだ!」 (細川徳栄さん)
  

4頭の野ざらしにれた馬の死体--
 
図1。死亡した馬の墓場。よく数えると少なくとも頭が4つある。
4頭の風化した馬の死体である。
 
ポニーとその仔馬死産?---- 
 
図2.死んだ馬の親子。愛しそうに仔馬を抱き上げる細川さん。


ポニーの死体 
図3.死んだポニー。  空間線量は毎時1.41マイクロシーベルト。 


 
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図4。瀕死の馬たち。左の2頭は死んでいるようだ。右の1頭は立てない様子。  

    
   
  

        去る6月4日に、飯舘村の植生調査の途中で、丁度牧場で馬に飼料を与えているところの細川徳栄さんを訪問した。そのあと細川さんの御自宅に移動した。そこで、これまで死亡記録のある16頭の馬の死亡時の馬の状況の写真がないかどうかを、おねがいした。そのことをあらかじめ手紙で頼んでおいたのだ。
  
  しかし細川さんは毎日の来客などの対応に忙しくて、とても写真の整理がつかないらしい。手元にあるカラ―のネガフイルムと画像が入っているはずのコンピュータ用のメモリーチップを渡された。「これらはどなたが撮られた写真ですか」と尋ねたのだが、あまり記憶がない様子だった。これではブログにのせるには著作権が少々不安である。
   
    小生は、今年に入ってから直近までの16頭の馬の死亡記録と、現在の生存馬の血液鑑定書などを、細川さんから入手して、すでにこのWINEPブログで紹介した。それに加うるに、各馬の死亡当時の写真などがあれば、なお死因の真相に迫るとっかかりが得られるかもしれないとしつこく考えている。
   
  しかし、細川さんにとっては、すでに死んでしまったウマよりも、「いま生きている馬を今後どう飼育すべきか」に頭がいっぱいなので、いろんなジャーナリストや写真家などが訪ねてきて要求される、過去の馬のデーターや写真などの整理にはあまり時間を割きたくない様子であった。
   
  「どこか新しい牧場が紹介されれば移る気持ちはおありですか?」と聞いたら、「もちろん! でもこれまで東電や役場や県に何度も頼んでいるのだが、全くやる気がないようだ」 と怒っていた。

   

話し込んでいるうちに夕食にラーメンや、リポビタンDやトマトなどをごちそうになってしまった(つよく固辞したのだが、細川さんの圧力には誰も抗しきれないだろう)。ご本人は震災・原発災害以来まともな食事ができないで18キロもやせたとのことである。川俣シャモのレバーとジャガイモを煮込んだものをご自分で台所で料理されて、それを肴に日本酒を高級ワイングラスであおいでいた。「馬の世話など今日の一仕事終えたので、もう車には乗らないから、これが唯一の毎晩の楽しみなんだよ」という。
 
    家に泊まっていけ、としきりにさそわれたが、福島駅前に宿をとっているので、夜9時半ごろ失礼した。さすがにわれわれは翌日も早朝からの調査が控えているので、夜更かしになりそうな話には誠に残念ながら付き合えないからである。睡眠不足では車の運転を誤ることになる。 しかし、ここを取材する写真家などは時々泊まっているようだ。
 
  「博士達は何を調査してるんかね?」と質問されたので「植物や動物の。。。先ほどまではタンポポの奇形を。。。」と話し始めたのだが、「タンポポの奇形に興味があるなんて、大学の人は奇矯ですね。。」と皮肉られた。説明すると時間がかかるので言葉を飲み込んだ。

   

細川さんに提供された以下4枚の馬の死体の写真には少なくとも6頭の馬の死体(1頭は仔馬)と瀕死の馬3頭が映っていると思われる。 まだ色々の写真がありますがこれらはその一部です。
   
   翌日、放射能測定のために細川さんの許可を得て細川牧場の牧草と馬糞を採取した。現在の放射能汚染状況を確定しておく必要があるからである。いわば減点法で原因究明に臨みたいと思っている。
    
  最近東北大学の獣医学部の研究者がおとずれて、瀕死の馬を薬殺して現場で解剖して組織を持ち帰ったのだが、その報告書には細川さんは全く納得していない様子である。小生はその報告書をまだ見ていないのだが。その原本は他の人が持っているという。忙しくてなかなか資料の整理が大変のようだ。しかしデータのきちんとした保存は将来の裁判などのためばかりでなく、世界に発信すべき放射線被曝馬のデータとして非常に貴重なことであると思う。
    
  細川さんとの対話の中でわかった色々紹介したい話があるのだが、差し障りがありそうなので、今日はこれまでとします。
  

(森敏)

付記:写真の掲載に関しては細川さんの許可を得ています。
 
追記:以下の倒れている馬の写真は馬が死亡していないので掲載しなかったが、どうやらこの瀕死の馬は、その後東北大の薬殺解体調査に提供した馬のようである。
 
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秘密

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