2013-05-05 10:17 | カテゴリ:未分類

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図1.放射能汚染水田で発見したタヌキの死体
   
  
  飯館村の草野地区で、ギシギシとタンポポで蔽われ始めた耕作放棄田んぼで、奇形植物の調査していると、田んぼのど真ん中でタヌキの死体に出会ってびっくりした(図1)。
 

  毛がふさふさして、目を見開いて口をあけている。断末魔の叫びのような風情である。少し臭いがし始めていたが、まだ死んで1週間も経っていないと思う。

  

  丸々太っているので腹がすいて倒れた様子ではない。ここは土壌表面が毎時3.86μシーベルトあった。

  

  この死体を解剖すれば、心臓や肝臓や腎臓に高い放射能が検出されるだろう。野生動物の放射能汚染を示す貴重な資料になるはずだ。だが、小生には残念ながら持ち帰っても、死体を処理分析する手立てがないので、そのまま放置してきた。

  

  文献による推定だが、放射能で心臓の筋肉がやられて心臓マヒで呼吸困難で死んだのだと思う。

  
(森敏)
 
追記1:この1ヶ月後に同じ場所を訪れたら、タヌキの残骸があった。ゆっくりと持ち上げてみると、なんと骨や筋肉は全く消失して、軽いふさふさした毛皮だけが確認された。こんなにも早く生態系がが代謝していることには驚きを禁じ得ない。後日の馬の例もしかりであるが。旧警戒区域はまさに野生の王国(馬が連続死している牧場主の細川徳栄さんの言葉)であるといえる。
 
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 タヌキの遺体と思ったのだが。。
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遺体(毛皮)を取り除くと、何もない!
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タヌキの毛皮のみぞ残りにけり !!


追記2:このタヌキの皮の放射能汚染は以下の通りである。

Bq/kg
Cs-134Cs-137Ag-110mK-40
7980187768381208
秘密

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