2013-05-08 09:20 | カテゴリ:未分類

  以下のグラフ化した症例報告は、チェリノブイリ原発事故でベラルーシに住んでいた女性が放射能被曝して分娩して生まれた子供の放射性セシウムのデータである。出産後の早期に死亡した子どもの臓器の放射能を測定した数値がベラルーシの医師の著書(訳本、付記)に掲載されており、それを一目でわかるように、小生がグラフ化したものである。色がないのは欠測値である。症例ごとに色分けをしている。
 
  

  じっくりとみてもらいたいのだが、 にわかには信じがたい程の高い数値であることがわかる。母体から体内の赤ちゃんに胎盤を通じて放射能が移行することが明らかである。植物の 場合も胚盤を通じて種子に容易に放射能が移行していることはスギやヒノキですでにこのWINEPブログでも報告した。http://moribin.blog114.fc2.com/blog-entry-1339.html
 
 
  それぞれの赤ちゃんの出生データーは以下のとおりである。
症例1 男児出生時体重950g、分娩後3日と20分で死亡(淡緑色)

症例2 女児出生時体重750g、分娩後40分で死亡(赤色)

症例3 男児出生時体重3500g、分娩後5カ月と12日で死亡(おおど色)

症例4 男児出生時体重1690g、分娩後3日と5時間で死亡(青色)

症例5 男児出生時体重3200g、分娩後10日と2時間で死亡(ピンク色)

症例6 女児出生時体重3970g、分娩後9時間10分で死亡(空色)






==セシウム==== 

 図1.横軸の単位は放射性セシウム(Bq/kg)である。

 

体重とセシウム-- 
図2.出生時の赤ちゃんの体重(グム)と心臓の放射性セシウムとの関係


  図1では、すべての臓器に放射能が蓄積しており、一見どの臓器が一番高いかは赤ちゃんによって異なるように見える。しかしこれは、異常出産したときの臓器ごとの含水量の違いが大きくかかわっていることが原因だと思われる。
 
         それでもあえて、統計処理してみると、図2で見るように出生時の赤ちゃんの体重と心臓の放射性セシウムとの逆相関が高い。ほかの臓器でもこの傾向があるのだが、心臓が一番顕著である。
 

  これらのデータは、あくまで出産した嬰児のデータである。これから思うに、出生前に流産したり、死産したりした嬰児は、かなりの放射能を心臓に蓄積していたのではないだろうか。

 

 
(森敏)
 
付記1:図1の生データは
「放射性セシウムが生殖系に与える医学的社会学的影響」 ユーリ・I・バンダジェフスキー/N・F・ドウボバヤ著 (久保田護 訳) 合同出版、  に掲載されている。

付記2: なお、生まれてきたのだが不幸にも奇形であって、生き延びている子供たちの写真が、以下のサイトで公開されている。だれもが正視に堪えないだろう。だが事実であるから必見である。

http://www.youtube.com/watch?v=avHatGDQ6hs

http://www.youtube.com/watch?v=Bkznw_BkEyA

 



秘密

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