2013-03-21 07:12 | カテゴリ:未分類

 

今回の使用済み核燃料プールの吸水電源停止の原因は、下記の毎日新聞の記事のように意外にもネズミによる配電盤での感電によるショートであるらしい。これが事実とすれば、現場では<想定外>の驚きであろう。しかし、実は以前にも下記の共同通信の記事にあるように、チガヤが高濃度放射能汚染水輸送用のゴムホースを貫通して、漏水事故を起こしたことがある。さまざまな生きものが原発施設のような人工的な環境の中にも棲息していて、何をするかわからないということはなかなか、直接廃炉現場に関わっていない原子力工学関係者には予測・想定できないことであろう。

  

実は都心ではネズミが地下を縦横に走る下水道を利用して、ビルの暖かい配電盤に棲息してときどき銅線の被覆を食べて漏電事故を起こしていることは常識である。
 
  

ハトやカラスやトンビがジェット機に吸い込まれて航空機が墜落した経験から、これを避ける有効な手立てをすることは今では空港管理者の共通の頭痛の種で、これには鳥類生態学者も対策に寄与している。
 

   

東電福島第一原発内で作業員が作業中に野ネズミその他の小動物を見たという報告を集めたり捕獲したりする必要があるのではないか? 
  

  話がそれるが、それらのネズミは測定してみればきっと高濃度に放射能汚染して原発の敷地から出たり入ったりして、周辺の生物相 (食物連鎖の上位にあるトンビやヘビ) の新しい放射能汚染源になっていると思われる。ネズミ自身の次世代にも何らかの影響が出ているかもしれない。

 

このことは原発排水口や吸水口付近や原発港湾内の魚が放射能で超高濃度汚染して、それらが外洋に拡散していることと、同じ現象である(東電はまるで他人事のように、高濃度汚染のアイナメを検出したと発表し続けているが。。。)。人が何もしないでいると放射能汚染は拡散するのである(熱力学第2法則)
 

 

今回のことは原子炉の廃炉作業が安定状態に入るまでには、まだまだ思いもよらない危険な事態をクリアーしていかなければならないということを意味している。いつ墜落(暴発)するかわからない綱渡り(廃炉作業)である。30年はかかるだろう。
 

  
 

    


  
 

第1原発、仮設配電盤に焦げ跡 停電、ネズミ原因か
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ねずみこげ--  
図1.ネズミの死骸。全長25cmとか(NHK映像から)
 
東京電力福島第1原発の停電をきっかけに使用済み核燃料プールの冷却システムなどが停止した問題で、東電は20日、4号機プールなどにつながる仮設配電盤内部で焦げ跡を発見した。焦げ跡付近にネズミとみられる小動物の死骸があり、接触して配電盤がショートし、停電の原因になった可能性があるとみている。

 東電はこの日から、仮設配電盤や関連設備の本格的調査を始めた。

 東電によると、20日午後0時半ごろ、仮設配電盤内部にある端子付近が焦げているのを、調査中の作業員が見つけた。何らかの原因で過電流が流れ、停電につながった可能性があるとみている。

(共同)

 

 

 

 

汚染水漏れ、原因は雑草…・ホースを貫通

スライド2-- 
図2.汚染水移送用に使ったホースを貫通した雑草のチガヤ(東京電力提供)
 

 福島第一原子力発電所から出る高濃度汚染水の処理に使うポリ塩化ビニール製のホースから水漏れが22件見つかっている問題で、東京電力は9日、ホース周辺にはえたイネ科の雑草のチガヤが原因と断定した。

 ホースからは枯れたチガヤが見つかっている。東電は、ホースに欠陥がある可能性もあるとみて、ねじり、ひっぱりなどの実験を行ったが、破損は生じなかった。一方で、先端のとがったチガヤと同じ硬さの針を刺すと貫通。チガヤが原因と結論づけた。ホースは、汚染水を処理して冷却に再利用する「循環注水冷却システム」に使われ、全長4キロ・メートル。東電は再発防止のため、チガヤが貫通しないシートを地面に敷くなどの対策をとりたいとしている。

20122101404分 読売新聞)


(森敏)

 

 付記:説明のために本文ばかりでなく写真2枚も無断転載しています。

秘密

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