2013-03-02 07:58 | カテゴリ:未分類

「戻らない議論もすべき」 玄葉氏、中間施設整備で

 玄葉光一郎衆院議員(福島3区)は28日の衆院予算委員会で、県内の除染で出た汚染土壌などを保管する中間貯蔵施設整備が進まない現状を踏まえ「よみがえらせる、戻る、戻すという復興の理念を基本としながらも、戻れない、戻らないということも平行して表で議論を始める時が来た」と述べた。安倍晋三首相は「その問題点はわれわれの政権で着実に決断して進めていくことを約束する」と答弁した。
 玄葉議員は、東京電力福島第1原発事故により戻れない人が出ることの議論を始めることについて「タブーを破る時期が来ている」と表現。「中間貯蔵施設を造るということは、ほぼ同じ土地には戻らない、先祖代々の守り継いできた土地を手放すということ」と指摘した上で、復興庁などが実施した住民意向調査で、「除染が進んでも戻らない」と回答する住民が出ていることも踏まえ「表で議論を始める時が来た」「野党だが泥をかぶるつもりで言っている」とした。
 玄葉議員は委員会質疑後の福島民友新聞社の取材に対し「復興の理念は尊重しながらも、現実は直視しなければならない」として、帰還できない地域については「中間貯蔵施設が設置される土地と、これまで一度議論になった東電福島第1原発の周辺が考えられる」と述べた。
(2013年3月1日 福島民友ニュース)

 
  

玄葉氏は地元福島県出身の国会議員として自分の足元の票が逃げていくかもしれないが、大局的見地に立って、勇気ある発言をしている(外相を務めて視野を広げたのかもしれない)。彼は、しばらくは地元から袋叩きに会うかもしれない。
 
しかし、山の影響で効果が薄い地域での早期の放射能除染は不可能であることが明らかである。そんなことに膨大な国家のお金を使うのではなく、住民の安全な地域への村落ごとの集団移転や、個々人の移転などの対策に集中的に税金を使うことの方が、国民にも同意を得ることができるだろう。肝心の福島県の強度汚染地の住民ばかりでなく、国民の多くがそう考えているのではないだろうか。
  

汚染地域に避難住民が復帰すべきかどうかについて、多くの場合、マスコミのアンケートは福島県民の避難住民だけに対して行われているが、福島県民全体や、国民に対しても客観的な数値データを示しながら行うべきであろう。今後も膨大な国家予算が原状回復と称して投入されていくのだろうから。 

 
  

吉田茂首相は第二次大戦中は駐英大使をつとめ、対戦のさなかを外地から日本国の軍国主義政策を客観的に見る機会があった。敗戦後占領軍マッカーサー元帥の肝いりで、大局観のある人材として宰相に祭り上げられた。かれは高知県が地盤であったが、高知県人がちまちまとした陳情に来ると「俺は高知県だけの代表ではない、国家の宰相だ、帰れ」とわめいたとか。。。。 
 

 
 政治家は時局時局での的確な決断が任務である。玄葉氏は虎の尾を踏んだかもしれないが。
 
  
     

(喜憂)

秘密

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