2013-02-27 13:52 | カテゴリ:未分類


銀杏散るまっただ中に法科あり 山口青邨
 

銀杏散る万巻の書の頁より   有馬朗人

 

銀杏散る原発放射能含有し   喜憂

    

上の二つは東京大学の三四郎の池の端に建立されている記念碑である。

   


以下は、東京大学の以前の学内広報からの無断引用である。

 

有馬朗人先生の句碑建立

平成171222日、東京大学教職員、卒業生、東大

銀杏会有志の後援を得、有馬朗人日本科学技術振興財

団会長(元東京大学総長、文部大臣、科学技術庁長官、

俳句同人誌「天為」主宰)の句碑が、東大三四郎池畔

の山上会館庭園内に建立されました。当日行われた句

碑開きには、林元副学長をはじめ東京大学の関係者の

方々の参列も得て、多数の関係者が会し、厳かに開催

されました。東京大学をはじめ関係者の方々から並々

ならぬご尽力を頂いたことに深く感謝いたしたいと思

います。

東大銀杏会の前身は東大ホトトギス会(山口青邨創

設)であり、青邨先生亡き後、有馬主宰は、東大銀杏

会と名付けて、15周年を迎えました。昭和61年に建立

された青邨句碑の「銀杏ちるまっただ中に法科あり」

の作品は昭和16年日米開戦の時に作られた作品です。

明治以来日本の近代化のために官僚を送り出してきた

東大法科の卒業生達が軍部の独走を阻止できなかった

ことに対する青邨先生の強い思いが厳しい抑制的表現

の中に込められた名句です。私は昭和51年法学部卒業

生として何時も襟を正す思いでこの作品に接しており

ました。20世紀は戦争の世紀であり、その過ちをこの

作品は三四郎池を訪れる人々に静かに語りかけてくれ

るのです。

しかし、朗人先生の「銀杏散る万巻の書の頁より」

の作品は21世紀の新しい時代の希望に満ちた未来に対

する東大の役割の大きな変化を高らかに詠った作品で

す。この地において、過去の過ちを超えて、世界の発

展のための拠点として広く多くの人々に情報発信をせ

よ、そうして東大は世界の平和に貢献できるのだとい

うことを詠っているのです。

青邨先生の上五「銀杏ちる」の顰に倣いながらも、

この二句が並ぶ事によって世紀を超えた歴史と時代の

変化を響き合わせながら、三四郎池を訪れる多くの

人々に平和の意味を語りかけてくれるのです。

天為事業部長 俳人 西村我尼吾

(昭和51年 法学部卒業)
 
 

(喜憂)
  
付記: (3番目のパロデイ俳句の解釈は)
東大校内には毎年イチョウが敷き詰めるように散るが、放射能があって興ざめだナー。東大を頂点とする原子力マファは原発推進に邁進してきた結果がこうなんだもんなー。彼らは全然反省していないようだし。。。。。

追記:読者から以下のご意見をいただきました。

「原発放射能」では字余りなので掛詞を使い「核も呪いも」(かくも鈍い:半減期の長さから面倒なものの意)としては。すなわち

銀杏散る核も呪いも含有し  詠み人知らず

秘密

トラックバックURL
→http://moribin.blog114.fc2.com/tb.php/1636-ed016d3e