2013-02-22 09:20 | カテゴリ:未分類

帰り道で野菜を買いにいつもの「100円ローソン」に入ったら、珍しくもキノコを売っていた。「まいたけ」と「シメジ」である。そのパックの表面に8cmx4.5cmの写真のような表示があった。

みてのとおり、

まいたけ

「放射性物質のサンプル検査を実施しています。」書かれている。

 

そこで自宅でコンピューターに向かって、指示通りにこのパックのロットナンバーである写真に写っている「BJIAUM4」を入力してみると、会社のホームページが出てきて「この製品のロットは検査に合格している事を証明します。」という検査結果が出てきた。

 

解説には、

「::::::::2012330日出荷分より自主出荷基準を放射性セシウムで20ベクレル/kg(セシウム134137の合計)に変更いたします。各核種の検出検査限界値は、10ベクレル/kgで、この数値を超えて放射性物質が検出された場合は数値を公開いたします。::::::」

とある。
  

  

シイタケ類の育成のためのホダ木や菌床の材料が放射能汚染して、今も中部・関東・東北一円のシイタケの類が出荷禁止になっているところが多いので、この新潟の業者が、非常な努力をしていることがよくわかるホームページの作りである。ここでは同じロットナンバーの農薬や重金属の分析も行って開示している。
 

  

これだけ努力しても、企業自身による自主検査をどれだけ信用するかは買う人によるかもしれない。その点はなかなか難しいところである。

 

実は、ゲルマニウム半導体検出器では測定時間をいくらでも延長すれば検出限界値はいくらでもさげることができる。この企業は多分1サンプルにつき10分から30分ぐらいで測定しているのだろう(説明文にはなぜか測定時間が書かれていない)。だから現在の検出限界10ベクレルという設定値は、これまで測ったサンプルの測定値で10ベクレル/Kg以上のものが出なかったから設定した値なのだろうと、逆に考えられなくもない。 企業にとって、少しでも値が検出されたとなると、印象が悪いので、そういうことはしたくないないのではないだろうか。

政府の規制値が100ベクレル/kgだから、まったく販売している商品は合法なのだが、あえて考察してみた。
      
(森敏)
 
付記1:自治体によってはホームページで、野菜や魚などの測定をして測定値が「すべて基準値以下でした」、というつくりになっているところがある。こういう表記は、実はあまり役に立たない。100ベクレル/kgという基準値以下でも、いろんな食品の種目の数値が今後どのように変遷していくのかが重要なのである。測定した実測値をぜひ記録に残して開示してもらいたいと思う。非常に屈辱的なことだがいまや日本は世界が注目する壮大な放射能汚染実験国になってしまっているのだから、後世にきちんと記録を残す必要がある。チェリノブイリ原発の爆発直後から継続した食品汚染の経時的なデータがきちんと得られていないので、われわれはいま、日本の食品の放射能汚染の今後を予測できないで四苦八苦しているのだから。
 
付記2:この企業はNaI-型検出器以外に、ゲルマニウム半導体検出器を新しく装備している。これらの購入には総額で2500万円は出資しているだろう、そのためには単純計算で、多分100円キノコを100万パック以上売り上げねばならないと思われる。こういう安心安全のための企業の自己負担は、本来加害者東電が補償すべきものだ。
 
追記1: 「コープネットの放射性物質の自主検査」というチラシが入ってきた。それを見ると、
検出限界値が10Bq/kgで309検体のうちほとんどのサンプルが不検出であるが、3点だけ生シイタケが「規格基準値の1/5以下」「規格基準値の1/5以下」「規格基準値の1/3以下」という奇妙な表現になっている。何故実測値をのせないのだろうか? 生シイタケでこういう値だから、乾燥シイタケはこの10倍はあり、100Bq/kgを軽くオーバーしていると思われるのだが、乾燥シイタケは全く測定されていないのだろうか? それとも生協では扱っていないのだろうか?

秘密

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