2013-01-13 08:30 | カテゴリ:未分類

「水産物」10点から基準値超セシウム検出

 県は9日、水産物48種類91点の放射性物質検査結果を発表し、放射性セシウムは7種類10点が食品の基準値(1キロ当たり100ベクレル)を超えた。
 基準値を超えた10点のセシウムの検出値は、1キロ当たり130~820ベクレル。
(2013年1月10日 福島民友ニュース)

 

 地方紙に、以上の短い記事が載ったので、本当にそうなのかどうか、福島県のデーターに当たってみた。福島県農業総合センターでネットで公開されている魚の測定値を、直近の2013年1月7日発表の魚から逆算して約100点の魚までさかのぼると、2012年12月21日となる。
  
 
  その間に 1キロ当たり100ベクレル を越えた魚は実は15点である。だからこの報道内容とは合致しない。その理由がわからない。この記事の表現は実に曖昧である。科学記事はもっと正確に書いてほしい。 地元紙は、汚染の事態を安全側に見積もりたいのかも知れないが、この記事の表現は実に曖昧である。

  

  そこで、やむなく、あらためて、きちんと魚の放射性セシウム汚染の具合を確かめるために、主要な魚種に関して、昨年(2012年)11月から今年(2013年)の1月7日までのデータをグラフに作図してみた。 どうかじっくりとご参照ください。
 
   
  以下の図に挙げた7種(シロメバル、ババガレイ、コモンカスベ、アイナメ、クロダイ、イシガレイ、スズキ)のどの魚種にも現在の食品の放射性セシウム摂取基準値である 1キロ当たり100ベクレル を越えるモノがまだまだでていることがわかる。 すべての魚に異常値(各図の右端の値)がでていると云うことは、海底などが異常に高濃度に汚染している海洋地域があるということと思われる。
     

  詳しくなりすぎるのでここには示さないが、原発爆発直後(2011年3月11-20日)から昨年(2012年)の10月までのデータを、これらの図の同一魚種で比べてみた。放射能は少しずつ減少してきてはいるが、それは主にCs-134の半減期(2年)による減少傾向の寄与が大きいためと思われる。なので、まだ確実に放射能汚染が減って来ていると云える魚種は少ない。
    
  まだまだ厳重な放射能の監視体制が必要である。
  
 
以下のすべての図の縦軸の単位は 「ベクレル/kg」 で、横軸は測定限界値(大体、数ベクレル/kg)以上の値が検出された個体である。したがって実際に測定された個体数はここに示す各図の個体数よりもはるかに多い。
  
   

   
 スライド1-- 
             図1. シロメバル

  
 スライド3-- 
            図2. ババガレイ
 
   
スライド5-- 
           図3 コモンカスベ
   
スライド6-- 
            図4.アイナメ
    
スライド7-- 

           図5.クロダイ
    
 スライド8--
        図6. イシガレイ 
      
 
スライド9-- 

            図7.スズキ

 
       
(森敏)

 

秘密

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