2013-01-06 06:07 | カテゴリ:未分類

           今年になって、続々と大豆と小豆のデータが出てきて、ついに10市町村が出荷停止になった。昨年はデータが少なかったので、大豆や小豆のセシウム汚染は社会的な問題にならなかったが、今年は測定機器の整備が充実して多くのサンプルの測定が可能になったので、多数の地区で食品の基準値である100ベクレル/Kg以上のものが検出され始めたのである。今回の大豆の場合、総測定数に対する基準値以上に検出された数の割合は、これまで発表された水稲玄米の検出割合よりもはるかに高いと考えられる。

 

  だいず--
第1図 大豆の100ベクレル/kg以上の放射性セシウム値を示した地区 (ただし3番のみは小豆です)(福島県農業総合センターのデータから作図した)
 
 
 
 

畑作物では、水稲作のような台風などによる突発的な高濃度のセシウムの沢水やため池などからの流入などが考えにくいので、この畑作物である大豆(や小豆)がセシウムを吸収するメカニズムは、マメ科の「種」に特有な現象と考えざるを得ない。このことに関しては、以前にこのwinepブログでも以下に考察しておいた。
 http://moribin.blog114.fc2.com/blog-entry-1583.html
 
おそらく原因は根粒菌ではないかと思われる。マメ科のクローバーなどが、比較的セシウムの移行係数(Tf値)が高いというIAEAの報告もある。

    
    

10地域の大豆出荷制限 政府指示 今月から新基準100ベクレル

 政府は4日、原子力災害対策特別措置法に基づき、大豆から食品衛生法の基準値(1キロ当たり100ベクレル)を超える放射性セシウムが検出された10地域(旧市町村単位)の大豆の出荷制限を県に指示した。小豆で基準値を超えた2地域の出荷制限も指示した。
 大豆は今年1月から新基準値が適用されたため、昨年100ベクレルを超えた全ての地域が出荷制限となった。県は昨年から新基準値を超えたケースで生産団体などに出荷自粛を要請しており、市場には出回っていない。
 出荷制限地域(旧市町村名)は次の通り。
 ◇大豆▽野田村、平野村(福島)高野村(郡山)小浜町、渋川村(二本松)堰本村、富野村(伊達)和木沢村(本宮・白沢)伊達崎村(桑折)玉井村(大玉)
 ◇小豆▽大笹生村(福島)石神村(南相馬)

2013/01/05 08:43 福島民報

  
大豆と小豆、出荷制限 県が8市町村に要請へ

 大豆と小豆の放射性物質で今月から食品基準値(1キロ当たり100ベクレル)が適用されたことを受け、政府は4日、原子力災害対策特別措置法に基づき、県に対し、旧町村で昨年産の大豆や小豆が食品基準値を超えた8市町村に、該当する旧町村単位での出荷制限を要請するよう指示した。
 大豆、小豆は先月31日まで経過措置として暫定基準値(1キロ当たり500ベクレル)が適用されていたが、県は1キロ当たり100ベクレルの食品基準値を超えた場合、独自に出荷自粛を要請していた。
(2013年1月5日 福島民友ニュース)

   

(森敏)

 

秘密

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