WINEPブログ
「飯舘村のカエルの放射能汚染」
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2012-11-17 16:22 |
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野田首相の緻密に練り上げた攻撃的な解散に打って出る論理の詰めに、安倍総裁は支離滅裂な対応しかできなかった。
野田首相の若かりしころ、船橋駅前での街頭演説で連戦錬磨で鍛えた、弁舌における条件反射の能力と、この1年間総理大臣を担いながら蓄積した多角的な知識量において、安倍氏との差はダントツであるという印象を持った。
安倍氏は時期選挙で勝利して自民党政権を担っても、その任に堪えず、また病気を理由に、政権を投げ出すだろう。
アメリカの大統領選では共和党候補と民主党候補が1年以上にわたって、政策論争(デイベート)を繰り返して、互いにその政権担当能力を国民に公開の場で検証されるのだが、日本では選挙前の党首討論が国会でたったの一回しかない。自党内での取り巻き連によるふやけた討論でしか安倍氏は鍛えられなかったのだろうと思料する。
ただ単に右翼的に振る舞えば、国民の支持が得られるとぐらいにしか思っていないのではないか。いつ聞いても彼の言葉は現実から浮いている。
(喜憂)
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