2012-11-10 04:30 | カテゴリ:未分類

           福島の現地では某社の名前が記載された放射線モニタリングポストの機械が、あたり一面の表土がえぐられて除染された位置におかれている。そのこと自体が、現場を知らない人が、そこの放射線の数値を聞くとその付近一帯の空間線量が低下しているかのごとき印象を与えていることになっている。
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      山木屋の現在は無人交番の観測機械 
 
  また、この写真のように、モニタリングポストの機械が鉄骨枠組みで遮蔽されている場合がほとんどであるので、ちょっと目では実際の放射線のセンサーが機械のどこにあるのかが全くわからない。
  
  したがってここでの値は除染していない少し離れた場所で測ると必ずと言っていいぐらい、1-2割低めに出ている。だから記事にあるように、モニタリングポストの測定値が公的な数値として記録されて、その付近の市町村の公的な補償などの判断基準になっているとすれば、非常に問題である。
 

例えば飯館村役場の敷地のモニタリングポストは自衛隊が試験的に大々的な徹底的な除染プロジェクトを行ったので、付近と比べれば極端に低い放射線値になっている。ほかの大部分の役場や公共の施設のモニタリングポストの測定値も同様である。その付近の自然の放射能汚染値としては全く使えないはずである。土壌剥離や立ち木伐採をすればここまで下がりますというめやすの値には使えても。    
  

  

線量誤差に県民怒り「モニタリングポスト」設置ミス

県内、外675カ所の公共施設などに設置されている可搬型モニタリングポストの放射線量測定値が10%ほど低い値を示し、国が約1億5000万円をかけて改修する問題は、設置されたバッテリーが放射線を遮蔽(しゃへい)するなど、機器設置段階のミスが原因だった。県民からは「怒りを感じる」「検査態勢がしっかりしていない」と、批判がやまない。測定器によって放射線量に誤差はあるが、「鳴り物入り」で導入された機器のデータの信頼性が問われている。
 南相馬市小高区から同市鹿島区の仮設住宅に避難する楽伸一郎さん(73)は、除染の研修を岩手大で受けた矢先の発覚に「怒りを感じる。線量の測定も住民でやらなければ」と批判する。
 同市には可搬型モニタリングポストが26カ所設置されているが、市によると線量が高い地域の場合、誤差の数値も大きくなる。このため、住民からは「市の測定値より国の測定値が低い」と、市に問い合わせや相談があるという。市担当者は「賠償との関係も出てくるため、住民は神経をとがらせている」と話している。須賀川市でも、市独自の測定値と国の数値が異なったため、国に数回問い合わせた。
(2012年11月9日 福島民友ニュース)

  

(森敏)
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