2012-11-07 09:21 | カテゴリ:未分類

 東京大学大学院農学生命科学研究科 中西啓仁 特任准教授、同 西澤直子 特任教授、独立行政法人農業環境技術研究所 石川覚 主任研究員らの研究グループは、平成2437日に発表した「カドミウムをほとんど含まないコシヒカリ」の原因となる変異遺伝子を発見し、これがカドミウムやマンガンのトランスポーターであるOsNRAMP5遺伝子の変異であることを突きとめました。この変異遺伝子によって、イネが土壌からカドミウムをほとんど吸収しなくなり、コメや稲わらに含まれるカドミウム濃度が極めて低くなります。通常のコシヒカリ玄米中カドミウム濃度が我が国の食品衛生法の規制値を大幅に超過する農地で栽培しても、低カドミウムコシヒカリは極めて低カドミウム濃度でした。
 

また研究グループは、この変異遺伝子を検出できる遺伝子マーカーも新たに開発しました。このマーカーを利用することにより、通常の交配育種によって効率よく他のイネ品種に変異遺伝子を導入できるため、ほぼ全てのイネ品種においてカドミウムの吸収とコメへの蓄積を低く抑えるように品種改良できます。コメからのカドミウム摂取量はこれまでに比べて極めて低くなり、食の安全と私達の健康に貢献することが期待されます。


以上は11月5日の東京大学での記者会見での要旨です。研究内容の詳細は、winepホームページ(右欄外の画像をクリックしてください)に掲載されています。論文はPRONAS

(Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America」オンライン版:)の115日以降掲載予定です)

以下のタイトルで、検索ください。

Ion-beam irradiation, gene identification, and
marker-assisted breeding in the development of
low-cadmium rice 


秘密

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