2012-10-05 08:55 | カテゴリ:未分類

  先日行われたNPO法人「ふくしま再生の会」の総会での出席者の報告では、サル、イノシシ、クマが山から一斉に人里に下りているとのことである。

  

  我々もこれまでに2回サルの群れに遭遇した。非常に警戒心の強い群れであった。ボスざる(?)が必ず最後に残って我々の行動を監視している。

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樹上で戯れる子サルたち(警戒心が強いので、停止した車の中から写した)

   

  小国地区の御幸山で見た光景は、猿害対策として、触れたら感電する電気柵を下の写真のように田んぼのまわり一体に張り巡らしていたが、

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                  電気柵     
      
それ以外にも、電気柵の外側にも物理的にもう一枚網を張るという二重の防御を行っていた(下の写真)。見たところ、猿害があるのかないのかは判然としなかった。
 
  

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          2重の猿害防御柵

  

  飯館村の佐須地区の「ふくしま再生の会」の菅野宗夫さんの話では「サルは賢くて、稲が入熟期(モミをつぶすとミルクのような汁が出始める時期)に入った時をねらって、電気柵を飛び越えて、田んぼに入って、まず稲を倒して、自分の尻が泥でぬれないようにその上に座ってから、手でおもむろに付近のモミをつぶしながら汁を吸っている」とのことである。

 

 

  福島市の渡利地区の実験圃場では、圃場全面に雀害対策なのか、サル害対策なのか網を張っていたところがあった。実にお金と手間暇(ひま)のかかることである。

   

  圃場実験でイネがサルやイノシシに踏み倒されると、水稲体全体が汚染する。それが玄米の異常な放射性セシウム汚染値になりかねない。現地圃場実験はなかなか頭の痛いことである。
 

  

  (小生は学生時代、大学の圃場の網室での野外実験では、早朝来てみると、せっかくの糊熟期(種子の胚乳がほぼ固まる時期)のイネに、網室の破れた部分から入ってきた頭のいいスズメの大群が、ポットを丸裸にするぐらい穂を食い散らかしているのを見て、ショックを受けた。半年かけたポット実験が、台無しになった。残酷だが、ホースで水をかけて落下させて片っ端から駆除した。そんなことを強く思い出した。)
 
 

(森敏)
  
付記:汚染地ではスズメが顕著に少ないと思う。水田稲作が禁止されているからであろう。 鳥も少ないように思う。 

上記の菅野宗夫氏の稲を植えていない湛水田では、イノシシが電気柵を破ってか(?)群れで入ってきて、好き勝手に田んぼをほじくり返して、ミミズなどを食べているとのことである。写真を見せられたのだが、狼藉の限りを尽くしているようだ。徹底的に柵を設けなければこれでは実験にならないと思ったことである。
 
追記:飯舘村に、クマがいるかどうかは小生にはわからないが、「クマの出没に注意!」という看板が立っているところがある。また、先日の「ふくしま再生の会」の総会の出席者からは比曽地区にクマが現れたという、報告もあった。(2012.10.6.)

秘密

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