2012-08-27 17:25 | カテゴリ:未分類

     

  7月11日に、飯館村を調査中、足下の車道を無数の新生カタツムリが、雨に浮かれてか、道を渡っていた。ガードレールにも張り付いていた。(図上下)


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図上下 道路を横切る新生カタツムリ の群れ
 

  それらをサンプリングして大学に持ち帰ってGe半導体検出器で測ると、予想外なことにカタツムリはセシウムばかりでなく放射性銀(Ag-110m)にも高度に汚染されていることがわかった。これまで測定したうちのジグモやダンゴムシに次ぐ汚染度である(表1)。

   

  やはりこのカタツムリはジグモやダンゴムシ同様、土に直接触れて歩いているので、汚染が激しいのかも知れない(しかしミミズはそれほど放射性銀汚染していない)。同じ「腹足類」であるナメクジやタニシも放射性銀を濃縮しているかも知れない。ますます採取の対象が広がりそうである。

      

 
表1 カタツムリの放射能汚染
(但し数値は2011年10月8日に半減期補正している)

カタツムリの放射性核種

Bq/kg

Ag-110m

3118

Cs-134

11446

Cs-137

14778

K-40

718

 

 
(森敏)

付記:「Ag-110m」というキーワードを入れてもらえば、小生らの放射性銀関連の過去の研究がでてまいります。
Ge半導体による測定は、東大農学生命科学研究科田野井慶太朗準教授によるものです。
秘密

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