2007-11-02 10:09 | カテゴリ:未分類

 オリンピックが始まる2008年に北京は世界の仲間入りできるのでしょうか?今回、国際学会に参加するため数年ぶりに北京に滞在して、大いに危惧を抱かざるを得ませんでした。まずトイレです。国際イベントホールでは、一応水洗トイレでしたが、「トイレットペーパーを便器に流すな」と書いてあります。便器の脇に大きな籠がおいてあって、そこにわんさと汚物を入れるようになっているのです。実は女子トイレでは、トイレが詰まってしまって、その為に使用禁止となったところがあったのです。せっかくの水洗トイレなのに不可解なことです。下水管の直径が細いので、一度にトイレットペーパーをたくさん流すと、下水管がすぐに詰まるのでそうしているとのこと。早急に北京中のトイレの下水管の総取り替え工事をやってもらいたいものです。はたしてオリンピックまでに間に合うのでしょうか?このままでは初めての訪問客に顰蹙(ひんしゅく)を買うのは必死と思われます。中国の友達にうかがうと「たぶんそれは不可能でしょう」というお話でした。北京への上水道の給水事情はとても十分と思えないのですが、それではリサイクルした中水の利用は発達しているのでしょうか?手を洗う時にわざわざ、手ふき用の紙を提供する女性がいました。いつも思うのですが我々日本人にはこれはよけいなお世話ですよね。どこからこんな西欧流の悪い癖が中国に定着したのでしょうか。サービス料を要求しているのかどうなのかよくわからなかったので、無視いたしました。観光名所であるライトアップされた北京郊外の「万里の長城」と「中秋の名月」の鑑賞はすばらしかったのですが、そこの女子の公衆トイレでは、板が4枚平行においてあり、そこに2人がしゃがんでするのですが、互いに何の仕切もないのです。それを後ろで、つぎの人が待って見ている、というとっても悲惨な光景でした。


 数日泊まったホテルでは、一応高級ホテルでしたが、明らかに日本人名とわかる男子学生に、フロントから電話がかかってきて、「女はいりませんか?」という問いかけに、学生が仰天したと聞きました。廊下を歩いていると、いかがわしい女性が、ノーチェックで自由に出入りできるシステムのようでした。その代わりあちこちに守衛が廊下や庭に立っており、女性の一人歩きでも安全は確保されているようでした。


 北京の何車線もある自動車道路の車の騒音と、タクシードライバーがかならず窓を開けて運転するので乗客として吸引せざるを得ない排気ガスの量は、全く閉口ものでした。一度乗っただけで、のどがひりひりしてきました。日によって車道の空気のよどみ具合が極端に異なるのは、ゴビの砂漠からの黄砂の影響もあるのだそうで、一概に車の排気ガス規制値が甘いとはいえないのかもしれません。しかしこの中で吸排気の激しいマラソンなどをしたら途中棄権者が続出するのではないでしょうか?選手生命を短縮しかねません。タクシーの中から見ると、大きな壁で覆われていて、にわかに中の様子がうかがい知れないところが多いので断言できませんが、オリンピックのために、あちこちの旧い民家が壊されて、まさに急ピッチで市内の区画整理が進められ、競技施設が建てられつつあるようでした。いったい追われた住民は何処に行ったのでしょうか?たいへん気になりました。北京市内を車でぐるぐるぐるぐる30分も回って着いたところが、実はホテルから歩いていけば20分ぐらい、という車道の設計はどう考えてもおかしいのではないでしょうか?未熟な都市計画の専門家が設計した都市のように思われました。


 そのおかげで北京市内だけでもNOxSOx、デイーゼル黒煙の微粒子等の有毒排気ガスの排出量は膨大な物があると思われます。一方、もっとも感心したのは、昔と違って、人道にゴミや塵がほとんど無いことです。これは法律で厳しく禁じられており罰則が厳しいからだと聞かされました。一方女性の服装や、若い男女の大胆な振る舞いは、日本の若い男女に引けを取らない面も見受けられました。風俗の規制はどんどん緩和され、今や野放しのように思われます。ある経済学者がおっしゃっていました。現在の北京や上海は最も資本主義が貫徹していると。(Erika


 

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