2012-06-20 10:43 | カテゴリ:未分類

             WINEPブログに対して、読者から以下のご意見をいただいた。


 
「植物の形態異常が各地で報告されていますが、それが通常のレベルの発生頻度なのかどうか調査が急がれますね。
その点、スギ、ヒノキは対照区を設けやすいので、すぐにでも可能かと思います。」



  まさにその通りだと思う。ここは、南は沖縄から北は北海道まで広域の国有林を所有している林野庁の出番ですね。日本の領土の南北両端に生育するスギやヒノキを放射能汚染の少ない対照区として、関東・東北一円の放射能汚染地区のスギやヒノキと比較して形態異常の頻度を統計処理するのです。

 

    スギやヒノキの「形態異常」に関しては、林学研究者たちは日頃から研究対象としておられますが、樹木への放射線障害による「形態異常」や「染色体変異」の研究はやっていないでしょう。(花粉症対策から、花粉形成しないクローン種の増殖栽培などは行っているようですが)

  
    今がこれらの針葉樹の雌果の観察の最適期と思われます。種子形成など、科学的批判に耐えうる、全国規模の細かい観察データの収集を期待したいものです。書物によれば、針葉樹の異変は、たった一年めで起こって終わりなのではなく、そこに高い放射性セシウムがある限り、何十年間も続くはずです。

 

 

(森敏)
 
追記:この記事については、「スギやヒノキの「形態異常」や「染色体変異」に関しては、林学研究者たちはあまり日頃から、研究対象としてこなかったのではないかと思います。」
という文章を先ほど書いたのですが、

「放言すべきではありません。形態異常に関しては昔から調べられています。」という(たぶん林学関係者から?)のきついお叱りを受けました。
  
不勉強でした。したがって上記の記事に訂正致しました。
  
コメント欄をお読みください。

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