2012-05-01 09:08 | カテゴリ:未分類

宮城県のヤーコン茶から高濃度セシウム 1万7千ベクレル
   

宮城県は12日、同県蔵王町の業者が製造した「ヤーコン茶」から、食品に含まれる放射性物質の新基準値(1キロあたり100ベクレル)を大幅に超える1万7200ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。業者は1100セットをインターネットや県内外のホームセンターで販売しており、自主回収を始めている。

 宮城県によると、業者は「GOLDrand」(問い合わせ先=0224・34・2819)。昨年5月に屋外に植えたヤーコンの茎葉を自然乾燥し、粉末にして売っていた。先月末に民間検査機関で自主検査をしたところ、高濃度の放射性セシウムが検出されたために県に連絡したという。

 ヤーコンは南米アンデス高地原産のキク科の根菜。健康野菜として知られ、茎葉を煎じて茶として飲むこともできる。宮城県南部では別の業者も似た商品を売っており、県はこの商品についても回収して放射能検査をする。

 大分県立看護科学大の甲斐倫明教授(放射線防護学)は「飲んだからといってすぐに健康に問題があるものではない。ただ、昨年の9月ぐらいまでに採れた農産物の濃縮した加工品については、国や自治体がもっと目を配る必要がある。消費者の信頼を保つためには、なぜ管理体制をくぐり抜けて、基準値を大幅に超える食品が流通したのかきちんと調べて対処しなければいけない」と話している。

   

   

 

ヤーコンは3gぐらいを熱湯で抽出して1-1.5Lぐらいにして、それを7-8回にわたって、一日で飲むとよいと、ものの本に書かれている。これで計算すると、上記のヤーコン茶は総量で51.6ベクレルを毎日摂取することになる。濃度でいうと51.6ベクレル/Lということで、お湯による抽出率しだいでは4月から適用されているお茶の新基準、浸出液レベルでの10ベクレル/kgをもオーバーする可能性もある。

         
  ヤーコン茶に日本茶の新基準が適用されるかどうかは不明であるが。

           

このヤーコンは野外で栽培採取されたものだという。だからこの報道から、野草のお茶が気になるところである。122キロ離れた茨城県のスギの葉で 18000ベクレル/kg乾物重 以上のセシウム‐137を検出したことは以前にWINEPブログで報告した。これは、上記の記事にある宮城県のヤーコン茶のレベルに近い濃度である。

   
  文科省のセシウム汚染全国マップでは、東電福島第一原発の南北250キロ相当の広域まで放射能汚染が拡がっているので、この領域内で野草を採取している野草茶のメーカーや一部の漢方薬を野草から調達しているメーカーは十分に注意したほうがよい。(言われなくてもすでに、十分すぎるほどわかっているだろう)

     

世間には野草茶や野菜ジュースや漢方薬の信奉者は多い。これらの商品の原料は野外で育てられるものも多いだろう。その放射能濃度や販売実績などの実態はまだよく公開されていないと思われる。

      

        

(森敏)

秘密

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