2012-04-29 08:22 | カテゴリ:未分類

4市町のコゴミ、タラノメなど出荷自粛を要請

県は27日、21市町村で採取された山菜7品目とタケノコの放射性物質検査結果を発表、国見町などのクサソテツ(コゴミ)、いわき市のゼンマイ、桑折町などのタラノメなど13点から食品の新基準値(1キロ当たり100ベクレル)を超える放射性セシウムが検出された。
 県は同日、伊達、相馬、国見、三春の4市町にクサソテツ、伊達、相馬、いわき、桑折の4市町にタラノメ、いわき市にゼンマイ、伊達市にワラビの出荷を自粛するよう要請した。
 県によると、山菜は自生していたものだが、出荷は確認されていないという。セシウムが検出された山菜のうち、最大値はクサソテツが国見町の1キロ当たり700ベクレル、ゼンマイがいわき市の1100ベクレル、タラノメが桑折町の590ベクレル、ワラビが伊達市の110ベクレル。
(2012年4月28日 福島民友ニュース)

 
  このニュースから言えることは、結局、今年も野草の新芽の放射能は減らないということである。昨年はフォールアウト(放射性降下物)による野草の芽の直接汚染の可能性が大であったが、今年は根からの吸収・移行したセシウムが主であろう。
   

いったん降下したセシウムは腐葉土表面に浅く吸着・固着しているが、それよりもひと桁多くその上の落ち葉などの新鮮な有機物にいったん吸着したセシウムは、微生物分解や雨水などによって可溶性の成分としていつも流出し続けているだろう。
 
  なので、春になって動き出したゼンマイやワラビの土壌表層付近の新根の生長点が、可溶性の栄養成分と同時にこれらの可溶性セシウムを吸収して急速に新芽に移行させているのではないだろうか。
   

木の枝を伐採したり、落ち葉を除去しない限りこういう現象はずっと続くだろう。放射能汚染源を除去したら林内の気象環境が変わったり、有機栄養源が絶たれたりする可能性があるので、野草自身が取れなくなる可能性もある。二律背反である。
  

福島県の測定データから、コゴミ、ゼンマイ、ワラビで検索して、これらを全部総合して今年の基準値100Bq/kgを超えていたものを見直して、あらためて拾い上げると
  

昨年は39検体のうち5件(つまり13%)が、

今年は25検体のうちすでに8件が(つまり32%)が

基準値超えである。
 
  今年の方の検出率が昨年より3倍弱高い傾向にある。これは林内生態系の中で放射性セシウムがまだまだ活発に動いている証だと思う。

  
     

(森敏)

 

秘密

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