2012-04-07 16:39 | カテゴリ:未分類

今年から食品の規制値が厳格化されて放射性セシウム含量(Cs134+Cs137)が500Bq/kgから100Bq/kgとなったので、昨年は全然問題にされなかった品目が今年は問題になる。その例のひとつが、フキノトウである。
       
IMG_1354--.jpg  
(写真1) 飯舘村長泥地区で見た斜面に群生するフキノトウ。
よく見ると5か所から生えてきている。
この斜面の放射線量は25マイクロシーベルト/hrと高く、
下草と土壌が強度に汚染されている。
フキノトウはそれをかき分けて立ち上がってくる。
「蕗の薹」の薹の字はその様を表している。
       

フキノトウは野生のものであるので、地形的に暖かい南斜面のところから、つぎつぎと生えて来るのが地際からつみ取られて商品になってくるものと思われる。以下、表1に示すように、すでに放射性セシウムの合量が100Bq/kgを越えるものがでている。表1は福島県のデータから作成した。

   

表1に示す相馬や南相馬は強度の汚染地域ではないので、今後出てくる30キロ圏外のフキノトウも、測定すれば基準値100Bq/kgを越えることになるだろう。(表1の下段の二つは昨年のデータである)。

    

写真1に示すように、フキノトウの芽が地際から立ち上がってくるときに、表層の土を盛り上げてくるので、どうしても外側の葉が表層の汚染土壌をわずかでも付着してくることによる直接汚染が放射能値が高い主要な原因と思われる。これは土筆(つくしんぼう)の場合と同じである。以下のラジオオートグラフをご参照ください。

 
 

     
       

                  表 1

場所

Cs-134(Bq/kg)

Cs-137(Bq/kg)

採取日

相馬

100

150

2012.3.13.

南相馬

84

110

2012.1.17.

北塩原村

71

81

2011.4.4

天栄村

19

115

2011.3.28

        
   
(森敏)
追記:以下の件の新聞報道と、福島県の農業総合センターに掲載している上記のデータでは、フキノトウの最大値の数値が異なる。その理由がよくわからないが。
    

フキノトウも新基準超える=放射性セシウム―福島

福島県は6日、福島市など5市町で取れたフキノトウから、食品に含まれる放射性セシウムの新基準値(1キロ当たり100ベクレル)を超える値が検出されたと発表した。セシウム濃度は最大211ベクレルで、市場には流通していないという。
 県によると、フキノトウが新基準値を超えたのは全国で初めて。県はフキノトウの取れた福島市と川俣町、田村市、相馬市、広野町の5市町に対して出荷自粛を要請した。(2012/04/06-21:05 jijicom


 

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