2012-04-05 06:45 | カテゴリ:未分類

ALEXEY V. YABLOKOV, VASSILY B. NESTERENKO, ALEXEY V. NESTERENKO

Consulting Editor JANETTE D. SHERMAN-NEVINGER Chernobyl Consequences of the Catastrophe for People and the Environment Published by Blackwell Publishing on behalf of the New York Academy of Sciences Boston, Massachusetts 2009

赤字のタイトルは訳すと人と環境に対するチェリノブイリ破局の影響の重大性というものである。

 

  この書物には、放射能の次世代への影響が、続いていることが延々と報告されている。
      
  今回のような、原発事故で発生するいろいろな放射線(アルファ線、ベータ線、ガンマ線)を出す複合的な放射性降下物(
fallout)の、微生物・動物・植物への影響は実に多様である。これまでの単純なガンマフィールドなどでの人工的なガンマ線のみによる放射線影響とは異なる多種多様な次世代影響が出ていることがわかっている。 

     

それにしても、今後の日本での研究はチェリノブイリ研究を凌駕するものであってほしい。日本の生態学者は単なるウクライナ、ベラルーシ、ロシアの研究者たちの物まねの研究をすべきではない。
      
  環境省としては経時的な環境影響の経年的なモニタリング調査が国民に対するまず第一の使命(ミッション)であろう。しかし、それのみに終わらせずに、研究を並行して行わせ、この方面では成果をオリジナリテイで評価すべきである。
      
  小生が言いたいことは、生態学者をはじめとする研究者は、上記の報告書のようなチェルノブイリでの研究は参考にしても、そこですでに分かっていることを、事新しく調べるような安易な研究手法をとるな、ということである。現場に分け入って、生命や環境の現象としての新しい発見をすることである。
      
  何しろ、汚染現場は、ここでは言葉を慎まなければならないのだが、「すべての生き物」が放射能汚染してしまっているいるという、あえて言わせてもらうと人類史上ありえない「壮大な実験場」と化しているので、変化が起こっていないと考えるほうがおかしいのである。
 
    
     

   

生態系への影響を長期監視=動植物対象に放射能調査-環境省

 環境省は、東京電力福島第1原発事故で被ばくした野生動植物を対象に、染色体異常といった生態系への影響がないかを長期的に監視する方針だ。既に昨年からサンプル調査を始めているが、2012年度から対象となる種を拡大。専門的な見地から意見を聴く機関の設置も検討するなど、監視態勢をさらに強化する。
 同省によると、1986年のチェルノブイリ原発事故では今でも動植物への遺伝的な影響が報告されており、今回の事故を受けて、国内外で生態系への継続的な調査を求める声が高まっている。
 調査では、動植物が体内に取り込んだ放射性セシウムの量を測定するほか、染色体異常の有無や繁殖が阻害されていないかを確認する。(
2012/04/04-17:26 jijicom

 
  
(森敏)

秘密

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