2012-04-03 17:26 | カテゴリ:未分類

先日のWINEPブログでも予見したように、千葉県に続いて福島県でも、タケノコで早くも高いセシュム値が検出された。

 

タケノコ林は経年性作物であるので、地下の根茎を切除できない。だから、昨年いったん葉から転流して根茎に蓄積された放射性セシウムは、今後もじわじわと毎年タケノコに移行する可能性が高い。

   

今年もまだ枝打ちや落葉を搔き出していないタケノコ林は、昨年の葉に吸着した放射性セシウムを光合成産物とともに、またまた根茎に転流蓄積する可能性が高い。だから徹底的に、除染のためには「枝打ち」や「落葉の搔き出し」作業をやらなければならない。

 

葉を落としても、昨年の旧い幹に吸着した汚染セシュムの根への転流を防げるわけではないが、幹の面積よりも葉の面積のほうが圧倒的だろうから、枝打ち除染の効果がないわけではないと思う。
  
  枝打ちすると、葉がなくなるので光合成産物が根に転流できない。、来年のタケノコの栄養源(糖)が根に貯蔵できないことになる。だから来年のタケノコの収量は期待できないことになる。だから、残念ながら来年は「捨てづくり」に徹するのである。
         
  来年出てくる葉の光合成に期待して、再来年以降に基準値以下の低セシウムタケノコがとれるようにするより仕方がない。
  
  以上、植物栄養学からの非常に大胆な予測をしていることは承知で、除染対策を提言しているつもりである。
 栽培農家には「そんなことわかっている!」と怒られるかもしれないが。

  
      
            

いわき産タケノコ、今季初の基準値超で出荷自粛

 いわき市は2日、同市小名浜地区で収穫した出荷前のタケノコから1キロ当たり593ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表、当該農家と市内直売所に出荷・販売自粛を要請した。
 タケノコに関しては今シーズン初めての自粛要請となる。
 1日に施行された一般食品の基準値1キロ当たり100ベクレルを上回っており、今後、県が検査を行って出荷停止などの判断が示される。
(2012年4月3日 福島民友ニュース)

    
(森敏)

追記1:上記の記事を書いた夜、以下の記事がネットで流れた。タケノコのセシウム汚染は、とどまるところを知らない。(2012.4.4. 22:21)

木更津市・市原産タケノコからセシウム  初の基準超え
千葉県は4日、木更津市と市原市産のタケノコから国の新基準を超える放射性セシウムが検出されたと発表した。木更津市で1キロあたり120ベクレル、市原市は110ベクレルを検出した。県は両市を通じて生産者側に出荷自粛を要請した。

 厚生労働省によると、今月1日に新しい基準(1キロあたり100ベクレル)が適用されてから実際に基準値を超えたのは初めて。政府は出荷停止を検討している。


追記2: 本日のネットで茨城でさらに基準超えのタケノコがでたことが報じられている。
      

 新規制値超すシイタケ・タケノコなど出荷停止

政府は5日、1キロ・グラムあたり100ベクレルの新規制値を超える放射性セシウムが検出された宮城県村田町産の露地栽培の原木シイタケ、千葉県木更津、市原両市のタケノコと、同247ベクレルが検出された福島県・酸川支流のヤマメを出荷停止とした。

 今月導入された新規制値での出荷停止は初めて。また旧規制値(同500ベクレル)が適用されていた先月末、福島県・阿武隈川支流で捕獲されたイワナから同840ベクレルが検出され、同川のイワナを出荷停止とした。

 一方、群馬県は同日、渋川市で同106ベクレルが検出された肥育牛の販売自粛と処分を生産者に要請した。政府は牛肉について9月末まで旧規制値を適用する経過措置を設けているが、県は新規制値に基づいて対応した。茨城県も同日、常陸大宮、つくばみらい、守谷市の露地栽培の原木シイタケと、小美玉、潮来、つくばみらい市のタケノコが新規制値を超えたため、各市に出荷自粛を要請した。

2012452258  読売新聞)

 


 

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