2012-03-11 06:09 | カテゴリ:未分類

     放射性セシウムの半減期について諸説が述べられているが、怠慢なことに小生はそのデータを見たことがなかった。今回郡山で行われた下記の農水省主催の郡山で開かれた会議

 

農業及び土壌の放射能汚染対策技術国際研究シンポジウム(3月8日-10 福島県郡山市)

 

において、ドイツ人のコメンテーター{名前は忘れたが}が興味あるスライドを示した.それを以下に加工してみた。

 

 

     図1 正常人Aの場合

IMG_0778--.jpg
    


     図2 正常人Bの場合 

IMG_0781--.jpg 
    
      

  図1、図2ともにチェルノブイリ原発事故で強度に放射能汚染されたドイツ南部地域で、事故後体内の放射能がどのように変遷したのかを、人物Aと人物Bの2名についてヒューマンカウンターで測定したものである。(両者の性や年齢はわからなかった。原著論文に当たればわかるだろうが)

        

図中、横軸はチェルノブイリ原発事故後の経過月数を示している。縦軸はセシウムの体内被曝放射線量を示している。

    

 

図2の正常人Bはグラフが激変しているが、いずれもピークが上がったのは、汚染キノコを大量摂取した直後からだということである。(だからこれは意識的に行われた人体実験に近い)

        

体内被曝線量が半減するおよその時間をグラフから読み取ると、Aさんも、Bさんも約5か月=150日のように読める。(AさんもBさんも事故直後の10か月ぐらいの食事の摂取歴は不明であるので、いずれの場合もピークが半減する時間を読み取ってみた)

        

ここで示す体内汚染の成分は137Csである。

         

これらの人体実験(とくにBさんの最後のピークからそれが消滅するまで)から計算すると、いったん食品から摂取したセシウムが体内からほぼなくなるまでには25カ月=750日以上が必要であるということになる。

          

セシウムの体内代謝半減期150日、ほぼ全消失期間に750日が必要ということになる。 これらの測定データは年齢や男女でも大きく異なるといわれているので、あくまでこれは大まかな目安である。

       
             
(森敏)

追記: 昨日の記事に対して、さっそく読者から 表1と表2の横軸の単位が「月」であることを小生が「週」と読み間違いをしていると指摘されました。
以上は訂正後の記事です。 ご指摘ありがとうございました!
 (2012.3.12.朝)

 

  

秘密

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