2012-02-28 08:18 | カテゴリ:未分類


いつとは知らず、 東京電力福島第一原発事故に関する独立検証委員会(民間事故調 委員長=北沢宏一・前科学技術振興機構理事長)なるものが登場して、調査をやっていたようだが、その調査の手法の実態がよく見えない状態で、昨日2月27日報告書が発表されたようである。どこでどう発表されたのかもわからない。
(どこかの記者クラブかな)

   

この発表に対する、新聞各社のネットでのタイトルは以下のとおりである。

     

読売新聞 菅首相が介入 原発事故の混乱拡大・・・・・民間事故調

朝日新聞 ??????

毎日新聞 福島第一原発 官邸主導対応が混乱の要因 民間事故調報告

MSN産経ニュース 民間事故調報告 官邸の介入で無用の混乱 リスク高めた可能性も 有識者が発表

日本経済新聞 官邸の介入強めた斑目発言「水素爆発内ない」 東電は再三の撤退申し入れ 「民間事故調報告」

東京新聞 福島第一 対応「場当たり的」 民間事故調が報告書

  

 

報道各紙は鬼の首を取ったかの如く「官邸主導が混乱を招いた」ということを主眼に報道している。まるで菅政権が原発事故を起こしたかのごとくである。

  

重要なことは、この民間事故調の調査に東電が一切応じていないことである。であるから、原子炉事故現場の技術的な問題点がどうであったかの最重要な点に関して、この民間事故調は2次情報しか入手できていないはずである。つまり、この民間事故調の委員たちは、まったく現場を見ていないで群盲が像をなでるようなことをやっているのである。

   

だから、この民間事故調の報告書は、技術的な根本原因を探らずに原発事故の事後処理の不手際さに国民の意識を振り向ける役割を果たすことになってしまっている。好意的に考えれば、委員たちは調査を正義感でやったのかもしれないが。。。

   

なぜかネットでの朝日新聞は沈黙を守っている。

 

原因を宙に迷わす学者の効用」とはかつて羽仁五郎が名著「都市の論理」で喝破したことである。足尾鉱毒の銅、水俣病の水銀、イタイイタイ病のカドミウム、四日市公害のNOx・SOxなど、かつての公害問題ではことごとく御用学者が登場して、原因究明をかく乱したことを研究者は肝に銘じなければならない。マスコミもしかりである。


       

(管窺
   
追記: 「東電 組織的な怠慢」 「規制 ガラパゴス化」 民間事故調が報告書  というタイトルが 手に取ってみた朝日新聞の14版である。内容も他紙のように官邸内のごたごたについては一切報じていない。賢明であると思う。(2012.2.28.午前9時15分)


追記:と思っていたら、今日(2月29日)の朝日の朝刊の見出しは、

菅首相らの原発対応「泥縄的な危機管理」 民間事故調

というものであった。新聞社内での確執がうかがわれる。


秘密

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