2012-02-25 07:58 | カテゴリ:未分類

ファイトレメディエーション用カドミウム高吸収イネの開発に成功

―イネのカドミウム集積を決めるキー遺伝子を発見―

 
   東京大学と石川県立大学は、独立行政法人農業生物資源研究所、独立行政法人農業環境技術研究所との共同研究によりイネのカドミウム集積を決める鍵となる遺伝子を発見しました。この遺伝子の発現を減少させることで、従来のカドミウム高吸収品種イネの約4倍のカドミウムを集積するイネの開発に成功しました。カドミウム汚染土壌を浄化するために必要な期間を大幅に短縮することが可能です。
 イタイイタイ病の原因として知られるカドミウムは人体への毒性が高い有害物質です。農地が汚染されると作物が土壌中のカドミウムを吸収して蓄積します。このような作物由来の食品を摂取することによってカドミウムは人体に取り込まれます。食品からのカドミウム摂取量を減らすためには作物のカドミウム量低減が求められています。
 私達は、作物のカドミウム量低減のために2つのアプローチから研究を進めてきました。ひとつはカドミウム汚染土壌で栽培してもカドミウムを吸収しない「低カドミウム作物」の開発です。もうひとつは今回発表する、植物の力でカドミウム汚染土壌を浄化するための「カドミウム高吸収イネ」の開発です。土壌中のカドミウム濃度が下がればイネや野菜など農作物のカドミウム含量が低下し食の安全に貢献します。
 ここで用いられた研究手法と成果は、東日本大震災に伴う東電福島第一原発事故による放射性物質の土壌汚染と食品汚染の問題解決に向けても重要な示唆を与えるものです。



以上は2月23日の記者会見の内容です。


詳細はWINEPホームページをクリックしてご覧ください。

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