2012-02-19 18:47 | カテゴリ:未分類

昨年、寺社の祭りの松明(たいまつ)や五山のかがり火に木材や竹を燃やすことによる放射能汚染の危険性が問題にされた。それは主として、燃やしたことによって大気にセシウムが揮発して周辺を汚染し内部被ばくしないかという危惧からであった。しかし本当に注意すべきは、燃えカスの灰そのものなのである。

    

WINEPブログでは、すでに杉バークの灰が400倍以上濃縮されてセシウム-137が23.8万ベクレル/Kgを示したことを報告した。

    

今回、以下の新聞記事では、木炭灰を食品加工に使っている危険性について述べている。このように灰の用途は多様であるので注意を要する。

       

関東周辺のごみ焼却場の灰がことごとく基準値の8000ベクレル/kgを超えているということは、灰が有機物由来のカリウムやリン酸を含む極めて有用な肥料資源であるにもかかわらず、これらの地域では灰を肥料として使ってはならないということでもある。

     

むかしむかし物語の桜の枯れ木に花を咲かせましょう、と言って灰を撒く「花咲かじいさん」のめでたいお話は、日本では、残念ながらおめでたくない話になってしまったのである。実に悔しいではないか。
  

残念ながら、原発暴発で、日本では放射能のために、資源循環,すなわち元素循環の輪が絶たれてしまった。
 
  つい先だってまで学術会議も標榜していた、循環型社会「Reuse,Reduce,Recycleな社会」という言葉が、いまや空念仏になってしまったのである。

    
   

東日本大震災:沖縄そばからセシウム 福島産まきの灰で水ろ過

 沖縄県内の飲食店で製造された沖縄そばから、1キロ当たり258ベクレルの放射性セシウムが検出されていたことが分かった。製麺時に、福島県産のまきを燃やした灰でろ過した水を使ったのが原因とみられる。林野庁は10日、福島など17都県で東日本大震災以降に伐採、生産された調理用のまきや木炭の灰は、まきや木炭自体が国の定めた指標値(まき1キロ当たり40ベクレル、木炭同280ベクレル)以下でも、調理用に使用しないよう都道府県に通知した。

 同庁によると、そばからのセシウム検出は今月7日、沖縄県の検査で判明。同じルートで流通したまきの一部から、同468ベクレルのセシウムが検出された。

 国は昨年11月2日、まきや木炭を燃やしてセシウムが濃縮しても処分場で埋め立てが可能な濃度(同8000ベクレル)を超えないよう指標値を設定。ただ、検査法を定めたのは同18日で、問題のまきは同7日に出荷された。

 林野庁は「(指標値の設定時は)灰が食品加工の際に使用されると想定していなかった」と説明。灰は製麺のほか、こんにゃくや山菜のあく抜きに使われる場合があるという。【曽田拓】

  

  

(森敏)

秘密

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