2012-02-11 15:43 | カテゴリ:未分類


乾燥シイタケ、規制値越え 藤枝市の加工業者が出荷
  (nikkei.com 2012/2/10 10:38)

 

静岡県は9日、藤枝市の加工業者が出荷した乾燥シイタケから国の暫定規制値(1キログラムあたり500ベクレル)を超える放射性セシウムが検出されたと発表した。業者は神奈川県と東京都内の計8店舗で販売した全製品の自主回収を進めている。横浜市が抜き取り検査したところ、3商品中1商品から同2077ベクレルのセシウムが検出された。静岡県を除く9県産の乾燥シイタケを混ぜて袋詰め(各80グラム)し出荷した。

 

 

 

上記の記事には色々なことを考えさせられる。

 

Winepブログでは、東電福島原発が始まってすぐに、農産物の中でもキノコの汚染が一番最初に高くなるであろうことを警告した。 
      

2011/03/29 : 野生のキノコや野生動物の放射能汚染に対する危惧 
         

事態は予想通りに出荷停止という最悪の事態に推移し、出荷停止指定地域が現在も拡大進行中である。
    
  放射性セシウム含量500ベクレル/キログラム という出荷基準をオーバーしたシイタケなどのキノコ類は、その後どのように廃棄処分されたのだろうか? 去年の在庫と混ぜて出荷されたのだろうか? 残念ながらマスコミではそのことについての報道が一切ない。
 
  一方生産者に対する風評被害に対する補償問題、シイタケ菌を接種する放射能汚染していない「ほだ木」の入手困難性などは報じられているのだが。

 

上記のnikkei.comの記事で述べられているセシウム2077ベクレル/kgという値は、加工業者がブレンドした結果の値であるから、ブレンド前の原産地の乾燥シイタケはもっと高い産地のものがあった可能性が大である。つまり、生産者から出荷時に法の編み目をくぐり抜けて出荷されていたのではないだろうか。

  

もしかしたら、乾燥シイタケ2077ベクレル/kgという値は、生(なま)シイタケの時にはたぶん出荷規制値500ベクレル/kg以下という値であるはずなので、それで取引して、加工業者が引き取ってから乾燥させたら、数値が高くなってしまったと、好意的に解釈できなくもない。(あまりこういう取引はしないと思うのだが)

    

シイタケの生産/加工/交流業者が社会的信用を得るためには、シイタケの生産組合名や少なくとも具体的な産地名表示は欠かせないだろう。残念ながら今回の加工業者の行為は風評被害をますます助長することになりかねない。

    

乾燥シイタケのトレーサビリテイーはどうなっているのだろうか? 食品の事故が起こった場合は、すぐ生産組合や生産者の同定にまで、さかのぼれなければならないはずなのだが。


     
(森敏)

 


      
           
秘密

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