2012-02-09 05:40 | カテゴリ:未分類

        綿貫さんが肝臓がんで亡くなられた。彼女の研究グループは、チェルノブイリ事故後に生を享けた子供たちの健康状態について現地に入り、20年以上調査研究を重ねて来ている。

    

   「チェルノブイリの放射線被害は小児甲状腺ガンだけ」という「専門家」の言葉とは裏腹に、さまざまな病気が汚染地域で広がり[健康でない子供たち]は増加の一途をたどっていること、またその理由について論文や著書を通じて指摘つづけてきた。

    

    東電福島第一原発暴発以降に、日本でもベラルーシなどの現状が現地の医師や科学者などの来日によって紹介されつつあるが、綿貫グループの先鋭的かつ地道な持続的研究は、「国際原子力村」の科学者たちによる、健康被害過小評価によって、封じ込められてきたといってよいだろう。

    

    来る3月5日(生きていれば彼女の84歳の誕生日)には「放射能汚染が未来世代に及ぼすもの―「科学」を問い脱原発の思想を紡ぐ」(新評論)が刊行されるはずであるとのことである。(共著者である吉田由布子氏による)

  
       

(森敏)

秘密

トラックバックURL
→http://moribin.blog114.fc2.com/tb.php/1384-9ea29064