2008-06-08 10:46 | カテゴリ:未分類

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カステラの本体から端を切り落としたものを、

パックした「カステラ切れ端」という商品

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上の商品に張られていた賞味期限のラベル


 

カステラ切れ端

カステラは小生の大好物である。終戦直後は砂糖が絶対的に不足していたので、大阪で出稼ぎしている父がたまに高知に帰ってくると、大量のピーナッツや、2-3本のカステラをリュックサックにしょっておみやげに持ってきた。そのカステラを大事に大事に味わいながら、こんなに甘いおいしいものをいつも食べられる身分にはやくなりたいものだと、まじめに思った。

 

最近は旅行で東京駅を経由するときは必ず東京駅の大丸の福砂屋でカステラを買う。ここのカステラはこれまで食べたもの(文明堂、松翁軒、長鶴、福砂屋、泉屋など)のうちで一番上品で美味であると思っている。

 

先日、病院での定期検診の帰りにふらりと入ったスーパーで、買い物かごを下げてレジに進んだら、レジのそばに何気なく「カステラ切れ端」と書かれた段ボールの箱に3包みの残り物(?)が置いてあった。カステラに食い意地が張った小生は思わず手にとってしまった。手に取るとずしりと重い。これは本物だと思った。全部紙でくるんでいるのでメーカーの名が不明であるが値段がたった300円である。この大きさと重さで老舗ものならまず1000円以上は普通である。多少形が悪くてもどうせお腹に入れば同じ事なので、来客用でなく自分用に買うことにした。女房は「また甘いものばかり買う。いい加減にしなさいよ。糖尿病になるわよ!」と渋い顔であったが。

 

小生がうれしそうに手にしたのを見てか、小生のあとにレジに並びに来たご婦人が黙って残りのカステラの1つを買い物かごに放り込んだ。彼女も小生同様“もう残り物が少ししかありませんよ”という販売戦略にまんまとひっかかった訳である。我々が去ったあとには店はまた2包みのかすてらを追加して“あと3つしか有りませんよ!”とやるのだろう。

 

家に帰って開けてみたら、なんと長崎の和泉屋のものであった(写真)。確かにカステラの切れ端の詰め合わせであったが味は全くの一流品であった。レモンテーといっしょにほおばって食べた。大満足であった。ところで他のあまたのカステラメーカーはカステラの切れ端をどのように有効利用しているのであろうか、と少し気になった。 

 

 

(森敏)

 

秘密

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