2011-12-24 08:31 | カテゴリ:未分類

北朝鮮と中国の国境である高城から、北朝鮮側を撮影した山河の風景がテレビでチラッと放映された。

   

相変わらず草木のパラパラした少し雪をかぶった岩肌の荒涼たる光景だった。朝鮮半島は屋台骨が花崗岩質のやせ地なので、一度崩壊がすすむと、止まらない。

   

この国は燃料がないので、民衆が山林を伐採してしまったのであるが、植林する余裕がないのである。だから、洪水や干ばつを繰り返して、食糧難で餓死が絶えない。

    

金正日の死去を契機にして、北朝鮮が国際社会にソフトランデイングすることを、どの国も期待しているだろう。ミャンマー軍事政権も後戻りできない民主化に向かっていることだ。クリントン国務長官とスーチー女史との抱擁は象徴的であった。相変わらず日本はアメリカの後塵を拝して、これから玄葉外相がのこのことミャンマーに出かけるという。にほんはいつも自分で風穴を開けられない。実に情けない。

   

しかし、北朝鮮の問題は、「六か国協議。六か国協議」と“から念仏”を唱える関係国の思惑を超越して、日本の野田首相が直接ピョンヤンに出かけて、金ジョンウンとさしで話し合うぐらいのイニシアチブを行使すべきだと思う。金正日の葬儀の参加は小泉純一郎特使でもいいだろう。金ジョンウンの体制安定を待つのではなく、体制崩壊させないで、国際社会に復帰する手を差し伸べるべきである。今のところ国の内外に、キムジョンウン以外に担ぐべき北朝鮮出身者がいないのだから。

  

過去数百回も中国に侵略された北朝鮮の人たちは、本当は中国を信頼していない。それにくらべれば、日本は過去3回ぐらいの侵略である。北朝鮮の工業力の基盤は日本が第二次世界大戦以前に築いてきた遺産である。だからプライドの高い彼らは、現状のように経済的にも政治的にも中国のいいなりになることに不満である。中国は北朝鮮に対しては実に巧妙に生かさず殺さずの政策を取り続けている。

       

日本は日本にしかできない世界に先駆けた対北朝鮮外交を展開する絶好のチャンスであると思う。外務省は「坂の上の雲」のときのような躍動する外交手腕を発揮してほしい。

     
        

(喜憂)

 

秘密

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