2011-12-08 08:15 | カテゴリ:未分類

福島県各地で500ベクレル/kg以上の濃度のセシウム汚染玄米が検出されている。まだまだ検出箇所が増えるだろう。

  

    ところでこの「出荷停止」処置を受けたセシウム汚染米は今後どこに行くのだろうか? 東電が買い上げるのが当然の義務だろう。しかしこのセシウム汚染米の管理を怠ると、だれかが、横流しして古米や他県の玄米で薄めてしまう可能性が大である。

    

    だから、残念だが放射能が顕在化した玄米は焼却廃棄処分しかないだろう。法律とはそういうものなのである。これを「もったいない」と言って、あれこれほかの用途に利用することを考えると、必ず悪用を考える人物が出てくるので、やむを得ない。焼却費用も東電の負担でやらせよう。

     

    カドミウム汚染米の場合は飼料米や加工米として使われていたが、横流しされたので、農水省が色を付けて行方をトレーサブル(追跡可能)にしたと聞いている。(小生はそういうお米を見たことがないが)

    

    話は変わるが、一度出荷停止になった新茶(一番茶)が、2番茶や3番茶では500ベクレル/kg以下になったので、出荷停止を徐々に解除されて流通しているようである。これは積極的に放射性降下物の付着した葉を剪定落葉させたりしたために、旧葉から新葉へのセシウムの転流が少なくなって新葉のセシウム含量が低下した成果かもしれない。このこと自体は慶賀すべきことである。

     

    しかし5月当時出荷停止になった1番茶はどこにいたのだろうか? 生産者が倒産したニュースは聞いても、汚染茶を焼却処分したニュースは聞いていない。畑にばらまいたのだろうか?自家消費に回したのだろうか?

    

   それとも、 半減期を待って販売するのだろうか(2年たてば、セシウム-137はほとんど減衰しないが、少なくともセシウム-134は半分に減衰するので全体のセシウム含量は4分の3になる)。なので基準値ギリギリのお茶は2年後まで待って「古古茶」にする手が無きにしも非ずである。そんな苦い茶を消費者が買ってくれるのかどうかわからないが。

     

    それとも、3番茶と混ぜてブレンドして、放射能濃度を薄めて処理してしまったのだろうか?

     

    これと同様に、法律的には、500ベクレル/Kgをわずかに超過の新米は、古古米になるまで待つ手がないわけではない。これも消費者が買ってくれるかどうかわからないが。

     

    セシウム汚染米はガンマ線というトレーサブルな指標を元々持っているのだが、500ベクレル/Kgという放射線濃度は、おコメの倉庫で感度の低い簡単な放射能線量計で測れるほどの高いセシウム濃度ではない。 だから簡単にはチェックできないのである。だから出荷停止のセシウム汚染米は焼却処分するしかない。

   
      
(森敏) 

秘密

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