2011-11-29 09:50 | カテゴリ:未分類
本日、また旧小国村と旧月舘町からセシウム汚染米が検出された。とどまるところを知らない汚染米の検出である。泥沼を呈しつつある。
     
  こうなると、500ベクレル/kgの玄米が二本松で最初に検出されて、わずか2週間ぐらいで、福島県知事が早々と福島県米の「安全宣言」を出したのだが、この政治的「安全宣言」を早く出したいがゆえに、中途半端な数の谷地田の玄米を測定するよう行政指導していたとしか考えられない。
    
  この行政の姿勢は、国による政治的な前のめりの「避難地域解除」宣言と同じである。
     
  JR福島駅から飯館村に行く、どの道路沿いも谷地田の連続である。この辺りは、<山の中に田んぼがある>様相である。
    
  だから、本当に全部の谷地田を測定したのか、それにしては安全宣言が早すぎる、おかしいな、とは思っていたのだが、改めて現在の次々と発表される高い数値には心底驚いている。
    
  今後は、個々の農家のきめ細かい除染対策も必要だが、「谷地田の流域除染対策」が本格的に必要になるだろう。
  
  このことは、現在耕作禁止になっている、5000ベクレル/kg以上の高濃度汚染水田の改善対策にも大きく関係してくることである。
   
  すなわち、近い将来、これらの水田では、汚染表土を剥離して除染したつもりになっても、いずれは用水からや森林湧水の直接流入で、500ベクレル/kgの玄米を産生することになるかもしれないことを、強く示唆しているからである。

  

 

伊達市のコメも基準超。福島市大波でも新たに4戸

 県は28日、伊達市の霊山町小国地区(旧小国村)の2戸、月舘町の一部(旧月舘町)の1戸のコメから国の暫定基準値(1キロ当たり500ベクレル)を超える放射性セシウムが検出されたと発表した。検出値は1キロ当たり580ベクレルから1050ベクレル。同市での基準値超えは初めて。旧小国村の農家のコメの一部は既に流通した見通し。県は両旧町村の出荷自粛を要請した。政府は同地域を対象に、29日にもコメの出荷停止を指示する方針を固めた。また、福島市大波地区でも新たに4戸の40袋で基準値を超えた。
 両旧町村は特定避難勧奨地点を含む地域。県は旧小国村の101戸119点、旧月舘町の6戸8点を調べた。旧小国村の2戸からは580、780ベクレルを検出。2戸のコメはJAの保管米や自家保有米がほとんどだが、直売所に出荷された18キロのうち、9キロは販売済みとみられる。
 旧月舘町の1戸からは1050ベクレルを検出。全て自家保有米かJAに保管されていた。


   

(森敏)



追記: 以下のように、もうどうしようもない。泥沼だ。(12月2日記)

 福島市で新たに基準超えのコメ (12月2日21時28分(NHK))

福島市の中心部に近い渡利地区で、3戸の農家が収穫したコメから新たに国の暫定基準値を超える放射性セシウムが検出されました。福島県によりますと、3戸の農家のコメはいずれも流通していないということです。

福島県によりますと、国の暫定基準値を超える放射性セシウムが検出されたのは、福島市渡利地区の3戸の農家が生産したコメで、国の暫定基準値のコメ1キログラム当たり500ベクレルを超える、590ベクレルから510ベクレルのセシウムが検出されたということです。3戸の農家が収穫したコメは、合わせて2トン、65袋分で、福島県によりますと、いずれも農家に保管されていて、出荷されたものはなかったということです。国の暫定基準値を超えるセシウムが検出されたことを受けて、福島県は、渡利地区を含む福島市の一部の地域に対して、コメの出荷の自粛を求めることを決めました。対象地域のコメ農家は406戸に上るということです。福島市の渡利地区は、福島県庁がある市の中心部に隣接している地域で、空間の放射線量が周辺に比べて高く、自主避難する住民も多く出ています。基準を超えるセシウムの検出は、福島市の大波地区、伊達市の旧小国村と旧月舘町に次いで4地区目です。::::::::::::: 
 

自主検査で発覚 特定避難勧奨地点で山の水使用、出荷農家「もしかしたらと思っていた」(2011.11.29 21:45 産経ニュース)

「もしかしたら…」。安全宣言が出されていたにもかかわらず、またしても基準値を超える放射性セシウムが見つかった福島県産のコメ。今回、このコメを出荷した農家は安全宣言後も不安に駆られ、自主検査を行っていた。セシウムが検出された同県伊達市内の生産者や販売者からは29日、「コメどころか何も売れなくなる」と、あきらめにも似た声が聞こえてきた。

■ゴーサインに驚き

 「自分で食べられるものでなければ、ひとさまには食べさせられない。もしかしたらと、出荷したあとも思っていた」

 今回、セシウムが検出されたコメを出荷した伊達市小国地区の農家、高橋一(かず)子(こ)さん(68)はこう話す。10月に出された県の安全宣言を受け、農協から出荷OKの話を聞いたとき、「え、出荷できるの」と思わず口にしたほどだったという。

 高橋さんは今月2日、農協に30キロ入りのモチ米17袋を出荷した。その日のうちに自家用に残ったモチ米の検査を伊達市の霊山町総合支所に依頼した。

 しかし、周辺農家からの検査依頼が殺到しており、検査結果が出たのは18日。示された数値は基準値に限りなく近い1キロ当たり476・7ベクレルだった。

 高橋さんは出荷したモチ米を販売していた直売所「かぼちゃ」に連絡を入れたが、すでに出荷したモチ米計9キロが販売済みだった。

 基準値以下とはいえ不安が高じた高橋さんは22日、さらに福島大に調査を依頼。「玄米で700ベクレルを超えた」と報告を受けた。

 「もう少し早く検査できていれば…。消費者の方には申し訳ない気持ちでいっぱいです」

 高橋さんの声は消え入りそうだった。

■「食べられぬ」覚悟

 高橋さんの家は特定避難勧奨地点にあり、周辺では10月時点で、地上1メートルで毎時3マイクロシーベルトを観測していた。 農家の間から不安が消えることはなかった。高橋さんは稲が青く育った夏も、長男と「青刈りしてやめっか」と相談したが、「東電の賠償がもらえないかも」と出荷まで育て続けた。

 周辺には「田んぼがダメになるから」という理由で「作っても食べられない」のも覚悟でコメ作りに踏み出した農家も多い。高橋さんも「セシウムだらけの水」を使うか迷ったというが、「食べないコメにカネを使ってもしようがない」と考え、山の水を田んぼに引いたという

 「かぼちゃ」を経営する高野弘通さん(63)は「安全宣言を出してこうなった。今度宣言が出てもコメどころかなんも買われなくなってしまう」と頭を抱える。実際、震災後の売り上げは例年の3分の1に落ち込んでいる。

 「来年は山の葉が落ちてさらに放射線量が高くなるのではないか」

 高橋さんはいま、来年もコメ作りを続けていられるか、自信が持てないでいる。

    (荒船清太)

 








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