2008-06-03 13:12 | カテゴリ:未分類

トラックのコンボイ

 

ロンドンでトラック約300台のコンボイ(車列)が6時間にわたって抗議を行っている映像が流れた。デイーゼル燃料が1年前に比べて3割値上げということに対して、政府に対する財政支援の要求である。少し前にはスペインの漁業組合が同じくデイーゼル価格の値上げで港を封鎖する抗議デモを各地の港湾で繰り返していた。これを見ていて、我が輩が数年前にイタリアでトレーラーのコンボイに遭遇したことを思い出した。

 

北イタリアのUdine大学で学会があった。大学は町の中心部のホテルから4-5キロ離れていたので、我が輩はその日は快晴であったので歩いて大学に向かった。しばらく歩いていると、とつぜんにぎやかな警笛の音と共に次々と空(から)の荷台のトレーラーが近づいてきた。暑い日差しの平日なので我が輩以外に通行人がいないものだから、運転手達は我が輩に向かって思いきり警笛を鳴らして次々と20トン級の車両が地響きを立てて通り過ぎていくのだった。しかも猛然と排気ガス(黒煙)を振りまきながら。

 

歩きながら5分間も排気ガスをあびていると、次第に涙が出始めた、と同時に、鼻水が止めどもなく流れ、くしゃみも出始めた。思わずハンカチで鼻をマスクしたのだが、後の祭りであった。目を開けていられなくなった。我が輩はこの時初めて、確実に重油の排気ガスのパーテイクルの中にぜんそく誘発成分があるということを実感した。この時初めて「石原慎太郎東京都知事の重油排気ガス規制は正しい!」 ことを実感した。

 

20分は裕(ゆう)に過ぎたので、トレーラーは全部で100台は通り過ぎたと思う。トレーラーの運転手組合の壮大なデモンストレーションであった。イタリア文字が読めなかったのでその時彼らがステッカーでなにを訴えていたのか今では全く覚えていないが。

 

ヨーロッパでは、ブルーカラー層には「実力行使」という伝統が今も厳然として残っている。 

 

(管窺)

追記1:6月14日の新聞では、

「燃料高に怒り トラック運転手韓国全土でスト」

と言う記事が掲載されている。組合員約1万4000人の「貨物連帯」という労働組合と言うことである。韓国人はいつも暑い。

追記2:JF全漁連が7月に入ってストライキ(いっせい休漁)を敢行した。重油価格の高騰分を政府が保証せよという動きである。当然であろう。

 

 

 

 

秘密

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