2011-11-24 04:26 | カテゴリ:未分類

TPPに関してこれまであまりマスコミが取り上げなかった。しかしここへ来て議論がやっと沸騰し始めている。

    

NHKテレビの討論会でで東京大学農学生命科学研究科の鈴木宣弘教授が強力なTPP参加反対のメッセージを発している。また、NHK視点論点で「TTPと農業強化は両立するか」では、主として日本やアジアの食糧安保の観点から熱く語っていた。 
   
論旨が非常に明快で、久しぶりに芯のあるアジテーション(ここではこの言葉を「扇動」という悪い意味で使っているつもりではない。むしろ「熟慮・塾考」という意味である)を聞く思いがした。これまでの日米関係の研究者としての使命を懸けた迫力を感じた。

     

資料に基づくうんちくを固めた彼の論理には、どんな雑駁な論客も太刀打ちできないだろう。

       

アメリカのコーネル大学に長く在籍していた経歴もあるので、アメリカの政策にも通暁している。久しぶりの東京大学の農業経済学の論客として正面突破のTPP参加反対論を主張をしている。ぜひ頑張ってほしい。

      

その昔、吉田茂首相は政策に反対する東京大学の農業経済学の大家であった東畑精一教授に対して「曲学阿世の徒!」と非難した。一昔前なら誰でも知っていることである。野田首相は、鈴木教授を論破できるだろうか。ぜひ論争を交わしてもらいたいものだ。

   

いっぽう、鈴木教授と同じ研究室の川島博之准教授の方が、政府のTPP審議会メンバーに招請されている。彼はどういう意見か知らないが、鈴木教授ははずされている。

    

民主党の中の意見の分裂を反映しているようだ。

    

日本のマスコミはTPP推進派なので、紙面ではあまり詳しく報道されていないが、韓国は国論が二分して暴力沙汰になっている。

        

(喜憂)

あ、地震だ! 4時25分30秒。
  

追記:最近の学生は「四文字熟語」に弱いので、「曲学阿世(きょくがくあせい)」の徒、 という言葉を知らないかも知れない。 広辞苑を引くと、曲学をもって権力者や世俗におもねり人気を得ようとすること、とある。さらに説明すると、「曲学」とは、真理を曲げた不正の学問、とこれまた広辞苑では解説されている。( 13時40分、森敏記)

秘密

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