2011-11-16 05:06 | カテゴリ:未分類

先日(11月9日)の本WINEPブログで、なぜ東電は全部の暴発した原子炉にホウ素をぶち込まないのか、という疑問を述べたところ、読者から以下のコメントをいただいた。

 

>なぜいまだに爆発メルトダウンした全部の原子炉に臨界反応が起こらないための予防措置としてホウ酸を注入しないのだろうか?

とのことですが、沸騰水型の福島第一原発は、もともとホウ酸水を使うようには出来ていないため、ホウ酸を入れるとどんどん配管が劣化してしまうようです。

ホウ酸を入れようが入れまいが、すでに寿命の原発の配管が、今度収束までの数十年間持ちこたえることが出来るのだろうかと、途方に暮れます。

 

 

という指摘である。
     
この指摘は、技術評論家(作家)の柳田邦男氏のいう、「事故の原因には、技術の中核部分ばかりでなく、通常起こりえないと軽く見ていた <辺縁事故> の可能性を重視すべきであるである。」という指摘とまったく重なる。(柳田邦男著 『想定外の罠』大震災と原発 文芸春秋)

          
こういう視点からみると、先日行われた今回のジャーナリスト集団による東電福島原発敷地へのバスツアーによる公開訪問は、非常に重要な意味を持っていると思う。

      

彼らの撮影した動画には、配線や配管系がぐじゃぐじゃになっており、新しく応急的に敷設した配管などもプラスチックやビニール製であり、30年以上も持つとは到底思われない。
      
だから、彼らの撮影した全動画
を、どこかのネット上にアップして、全世界の人たちにアクセス可能にして公開すべきである、と再度強く主張したい。

       

そうすれば、日本ばかりでなくIAEAをはじめとする世界中の原子力の専門家が、決して原子炉の再臨界が起こらないようにするための技術的な問題点を注意深く摘出してくれるだろう。
    
東電は世界に対して徹底的に謙虚になるべきである。
      
東電は、国内外に対してこれだけの迷惑をかけておいて、今なお企業秘密がどうのこうのと、隠ぺいをくりかえしている。そんなことが許される立場か、といいたい。
        
封建時代だったら、赤穂浪士のように東電幹部全員が切腹ものだ。

                      
(管窺)

 

秘密

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