2011-11-09 07:58 | カテゴリ:未分類

    以下の記事のように稲わらや松による正月用のしめ飾りの製作が断念されました。

 

 

正月飾りに原発事故の影 一部で門松作りを見送り

 東京電力福島第1原発事故の影響が、新年を迎えるための準備にも暗い影を落としている。正月飾りなどに不可欠なわらなどの材料が、放射性物質に汚染されていないか心配する動きが広がっている。白河・西郷広域シルバー人材センターは7日までに、家庭の床の間などに飾られる縁起物として毎年製作してきた「ミニ門松」の製作見送りを決めた。小売店では、正月飾りを店頭に並べる前に放射性物質の検査を実施する店も。神社のしめ縄作りや「どんど焼き」などに影響が出てくる可能性もある。
 白河・西郷広域シルバー人材センターによると、ミニ門松は地元のわらや土、松などを使って毎年製作している。毎年800個前後を販売。玄関前に飾る一般的な門松とは異なり、手軽なサイズで部屋などに飾られることから好評を博していた。しかし、今年は原発事故による放射能の影響が心配で、わらなどの材料調達も困難だという。さらに売れ行きも不透明なことから作業の中止を決めた。
(2011年11月8日 福島民友ニュース)

  

 

    すでに本WINEPブログでも述べておきましたが、イネを土に放射性セシウムを混ぜてポットで土耕栽培すると、収穫物の稲わらのセシウム濃度は玄米のセシウム濃度の数倍です。
 
  下記にその天正清らの論文の実験データを、小生がわかりやすく加工したものを再録いたしました
(同じ文献をこれ迄2回紹介しましたが、忙しい読者は多分以前のブログを見ることはしないので、ここに再録しました)赤字で書いた数値の部分がしめ縄に使われるイネのわらの各部位の放射能の濃度を玄米を1としてその比で示したものです。

   

 

134Cs

作物体

134Cs濃度

施用法

部位

(対風乾物)

 

 

cpm/g

指数

全層基肥

上位葉

847

4.6

 

下位葉

1212

6.5

 

茎及葉鞘

1004

5.4

 

穂梗

1050

5.6

 

籾殻

723

3.9

 

玄米

186

1

   

    

    稲作を中心とした「日本古来の伝統文化」を支えてきた生業(なりわい)が稲の放射能汚染によって、次々とダメージを受けています。

     
  実に悲しいですね。

  まだまだ今後も稲作文化の年中行事はあるので、ほかにも影響が出てくるでしょう。
               

(森敏)

秘密

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