2011-11-01 10:30 | カテゴリ:未分類

              一昨日、本「winepブログ」では、飯館村のジョロウグモに、東電福島原発暴発由来の放射性銀(Ag110m)1000倍にも生体濃縮されていることを報告しました。

  

また、昨日の早朝には、ヨウ素(I)、セシウム(Cs)、ストロンチウム(Sr)以外の成分も、注目すべきことを報告しておきました。

  

と思っていたら、なんと昨日午後になって、文科省が以下のホームページで

 

http://radioactivity.mext.go.jp/ja/distribution_map_around_FukushimaNPP/0002/5600_103120.pdf

 

文部科学省による放射線量等分布マップ

(テルル129m、銀110mの土壌濃度マップ)の

作成について

 

 

というタイトルで、いきなり情報開示を行いました。放射性テルル(Te129m)と放射性銀(Ag110m)の東電福島原発からの拡散汚染に関して大変参考になる詳細な考察が行われています。ぜひ参考にしてください。
    
 

Ag110mおせんまっぷ-- 

        放射性銀の拡散状況


単位-- 
             上記地図の凡例

 

  

この文科省の報告の中でのAg110m に関する結論は以下のとおりです。

   

 

「本調査におけるセシウム137に対する銀110mの沈着量の比率を見ると、大きくばらついていることから、放射性セシウムとは異なる挙動で沈着していることがわかる。この理由としては、銀の沸点は2,164℃であり、放射性セシウムやテルル129mと比べて高いことから、110mは、今回の事故では気体ではなく、粒子状物質として環境に放出されたことから、銀110mが放射性セシウムとは異なる挙動となった可能性が考えられる。

  

 

この報告書の中で、放射性銀による50年間の積算被ばく線量は放射性セシウムと比べると3ケタ以下の違いがあり、気にすることはない、と述べられています。
   
  残念ながら文科省では「生物濃縮」による生態系汚染には、まだまだ考えが及んでいないようです。

   

実は、今回我々が明らかにした放射性銀(Ag-110m)の生物濃縮ばかりでなく、この文科省の報告書で述べられているテルル(Te-129m, 105.5keV)も、生物濃縮して、自然生態系の中では重要な影響を及ぼしている可能性があります。
 
  なぜならテルルは(Te)は周期律表の中では、生物の必須元素である酸素(O)、硫黄(S), セレン(Se)などの「5B」の系列に属し、硫黄(S)のトランスポーターを通して生物体内で細胞内外で膜輸送される可能性があるからです。
    
    
(森敏)

秘密

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