2011-10-28 18:32 | カテゴリ:未分類

  先にこのWINEPブログでは、今年の福島県の栽培許可区域での玄米が500ベクレル/kg以下をクリアしたのは、一応喜ぶべきことであったと述べた。

         

  ところが、本日、先のブログでの予想どおり、以下の記事のように、食品の放射能の安全基準が一気に来年度から10分の一に厳格化され、その場合、玄米では100ベクレル/kgが設定される見込みのようである。
     

一般米の本検査の対象となった1174地点のうち、放射性セシウムが検出されなかったのは82%にあたる964地点。100ベクレル未満が17%の203地点、100ベクレル以上500ベクレル未満は0.6%の7地点だけだった。(再録)

      

というのが、今年の結果であるので、来年は約0.6%の地点が出荷禁止になる確率が出てきた。

 

    つまり、もし政府が来年も作付け時に5000ベクレル/kg以下の放射性セシウム水田土壌を、栽培許可基準にするようだと、農家はより一層の努力が必要になる。行政指導も、セシウムを吸収しない品種の推奨やセシウムを吸収させない栽培方法の確立を真剣に模索しなければならない。

   

  農水省や福島県農業総合センターのかたがた、どうか頑張ってください

     
    

   

食品の規制値「年1ミリシーベルトに」厚労相 放射性物質 上限厳格化を表明

2011.10.28.11.17

食品に含まれる放射性物質の規制値について、小宮山洋子厚生労働相は28日の閣議後の記者会見で、暫定的に「年5ミリシーベルト」としている放射性セシウムの上限を「年1ミリシーベルト」に引き下げる方針を明らかにした。「現在の暫定規制値でも健康への影響はないが、より一層、食品の安全と安心を確保する」という。来年4月の施行を目指すが、一定の経過措置を設ける。

 

品目現在の「年間1ミリ
暫定シーベルト」の
規制値想定規制値
飲 料 水20040
牛乳・乳製品
野 菜 類500100
穀  類
肉・卵・魚・その他
 

 ()単位は1キログラムあたりのベクレル

 

 31日に開催する厚生労働省の薬事・食品衛生審議会で暫定規制値の見直し作業に着手する。「年1ミリシーベルト」の根拠について、小宮山厚労相は「食品の国際規格を作成しているコーデックス委員会の現在の指標では年1ミリシーベルトを超えないように設定されている」と説明。「国民の意見の大勢を踏まえ、多くの専門家の意見を聞いたうえで判断した」という。

 27日に内閣府の食品安全委員会は食品に含まれる放射性物質が健康に影響を与える目安として、一般生活で受ける放射線を除いて「生涯の累積線量がおおよそ100ミリシーベルト以上」とする評価書を同省に答申した。100ミリシーベルト未満にするためには単純計算で年1ミリシーベルト程度となり、小宮山厚労相の規制値の方針とほぼ一致する。

 福島第1原子力発電所の事故を受けて同省が3月17日に策定した暫定規制値は国際放射線防護委員会(ICRP)の緊急時対応に関する見解を踏まえ、放射性セシウムの上限を「年5ミリシーベルト」などとしている。同省は5つの食品群にそれぞれ「年1ミリシーベルト」と上限を設け、日本人の平均摂取量などから「牛肉1キログラム当たり500ベクレル」など定めている。

 「年1ミリシーベルト」に引き下げると、それぞれの規制値が5分の1になることになる。小宮山厚労相は「規制値を設定する際の食品の分類と、その割り当て方法は科学的な知見に基づく検討を進める」とした。子供は放射線の影響を受けやすいとされているため、「具体的にどのような配慮をするかも検討する」としている。

 現在多くの食品に含まれる放射性物質は低下傾向にあり、規制値を引き下げても出荷制限となる食品は少ないとみられる。ただ茶やシイタケなど乾燥状態で放射性物質の検出値が高くなる食品もある。放射性ヨウ素など放射性セシウム以外の放射性物質の規制値について小宮山厚労相は「どのように対応するか考えたい」と述べ、今後の検討課題とした。


(森敏)
 

秘密

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