2011-10-27 14:29 | カテゴリ:未分類

  本WINEPブログでは、当初から読者の提案を取り入れて、汚染土壌の焼却処分を繰り返し提案してきた。  

ところがなかなか官庁の研究機関は腰が重く、その実験を始めることを躊躇していた。こういう研究はとても大学ではできない。大型の焼却施設が必要なので、国研の組織かゼネコンしか手が出せない。  

しかしやっと、日本原子力研究開発機構と農業・食品産業技術総合研究機構が実験を始めたようである。  

とりあえず、実験を始めたこと自体を慶賀すべきである。この試みは、世界でも類例がないが、試行錯誤を重ねていけば必ずシステムとして成功すると確信する。また成功させなければならない。   

福島県で高濃度セシウム汚染表土を数ミリから数センチに剥離して出てくる後楽園球場23盃分と試算されている放射性セシウム濃厚汚染土壌を、埋設せずに再利用する、すなわち減容するためには、これしかないと思う。ぜひ頑張ってほしい。   

フィルター付きの移動式ロータリーキルンを開発して現地で汚染土壌からセシウムを揮発させトラップすると同時に、放射能が低下した(ゼロになった?)土壌を、現場で再度その田畑や森林に戻すのである。 


  
   除染のための細かな技術開発も必要だが、汚染土壌の最終工程は土壌焼却に持っていくのが、放射能土壌汚染の共通解であると思う。今後はこの方向の研究に国家の研究資金を大量に投入すべきである。
 
  そうして、各自治体にロータリーキルンを数台ずつ持たせて、汚染表土の剥離・燃焼・除染土壌の田畑への返還ということを、用水系に従って次々と行っていけば良いのである。そうすれば数年以内に少なくとも田圃は完全に使えるようになるだろう。
 
  細かな改良点は次々と出てくるだろうが、そんなことにこだわってはいけない。まずは田んぼが使えることが肝心だから。

   

以上のことは何度も本ブログで繰り返し説明し提案してきたことである。

   

 

汚染土蒸し焼き、セシウム分離 飯館の焼却施設で実験2011.10.26.23:34 asahi.com

東京電力福島第一原発の事故で汚染された土を蒸し焼きして放射性セシウムを分離する実験が26日、福島県飯舘村で公開された。除染で出る土壌などの廃棄物からセシウムを除ければ元の場所に返すことも可能で、処分する廃棄物の量の減少につながるという。

 日本原子力研究開発機構と農業・食品産業技術総合研究機構が、ごみ焼却施設「飯舘クリアセンター」で実施した。こうした実験は国内初という。

 実験では、飯舘村の農地の土10キログラムを電気ヒーターを使い、セ氏800度で10時間、蒸し焼きする。セシウムは約640度を超えるとガスになるため、特殊な布のフィルターと、原発でも使われているガラス繊維のフィルターでガスをこしとる。

 

飯舘で汚染土壌の焼却試験 セシウム処理検証へ

独立行政法人日本原子力研究開発機構は26日、飯舘村で放射性物質を含む汚染土壌の焼却試験内容を公表した。
 農水省農林水産技術会議事務局からの委託で実施。熱分解炉で800度の熱を加え、蒸し焼きにすることで、どの程度セシウムがガス状となりフィルターに移行するのかを検証する。
 同村松塚字中迫の有機分が多い土壌(1キロ当たりのセシウム4840ベクレル)、有機分が少ない同村深谷字鍛治内の土壌(同3580ベクレル)をそれぞれ10キロ燃焼させる。熱分解炉は1時間当たり2キロの焼却能力があるという。試験は25、27の両日実施。
 同機構の大越実原子力科学研究所バックエンド技術部技術主席・高減容処理技術課長は「土壌の有機分の違いでセシウムの処理にどのような違いがあるのか検証したい」としている。
 熱分解炉では9月、農地土壌の除染で植えたヒマワリの処理技術についても試験を行っている。
(2011年10月27日 福島民友ニュース)

    

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