2011-10-24 12:52 | カテゴリ:未分類

   昨日 杉の雄花の汚染 についての記事を掲載ましたが、何かの手違いで記事が消失しているようなので再度掲載します。

  

林野庁が来春のスギ花粉についてセシウム汚染調査をするといっている。我々もすでに花粉のセシウム汚染を懸念して、測定してみた。
 
杉の雄蘂-- 
      杉の雄花 
   

雄花の採取地点は、東電福島原発から122キロ地点の茨城県である。

    

 

杉の成分のCs137の暫定測定値(Bq/kg)

杉の雄花

56983

杉の葉

18182

杉樹皮

508

杉樹皮の焼却灰

238000

    

 

そこで大まかな計算をしてみる。極端なことは承知だが、この雄花の放射能が全部来春には花粉に移行すると仮定してみる。
 
  そこで、この雄花1gの中に10万個の花粉があるとすれば、花粉1個当たり0.000569Bqの放射性セシウムを含むことになる。実際にはCs134もこれと同じ濃度で含まれているので、放射性セシウム含量 0.001Bq/1個の花粉 ということになる。

    

花粉の季節に人々が花粉を肺に吸引したり鼻腔に吸着嚥下したりする量がどれくらいあるのかさっぱりわからないので、小生には毒性を論じる資格がない。

      

しかし、花粉アレルギーと花粉などによる被ばくを避けたいので、現在小生はマスクをしている。じっさい、くしゃみが出てたまらない。現下の植物の花粉は雑草からでもいっぱい飛んでいるわけだし。。。。

         

実は、植物種ごとの花粉への放射性セシウムの土壌からの移行係数などは全くわかっていないと思う。少なくとも小生は知らない。
   
  以上の問題意識は、戦後林野庁が山に「杉」ばかりを植えすぎたという、日本の特殊事情でなければ発想できない、植物生理学と医学との接点の研究課題といえるのではないか。

 

    

(森敏)

  
追記1:以下の記事である。
   

 

スギ花粉のセシウム調査、林野庁が来月にも実施
 

東京電力福島第一原子力発電所の事故を受け、林野庁は来月にも、福島県内のスギ花粉に放射性物質がどれだけ含まれているかを調査することを決めた。


 これまで放射線量が高い地域で生育した植物の花粉データは、国内外を通してほとんどない。線量が高ければ、環境省が年末に発表する花粉飛散の予測に盛り込まれる。

 福島県の警戒区域内に育つスギの雄花を採取し、放射性セシウムの線量を調べる。林野庁は「初の調査なので、どのぐらい含まれるかは正直、わからない。きっちり計測し、客観的な数字を示したい」としている。

 林野庁と福島県によると、同県内のスギ林は国有林と民有林を合わせて約18万4500ヘクタールで、同県の森林面積の約2割を占める。ただ、同庁によると、調査対象となるスギ林がどれぐらいの広さになるかは、まだ決まっていないという。

 東京都福祉保健局によると、スギ花粉は200キロ以上飛ぶことがある。花粉に詳しい東邦大学の佐橋紀男・訪問教授(植物分類学)も「風速や風向などにもよるが、数十キロから数百キロ飛ぶと言われている。ヘリコプター調査で上空5000メートルでも採取できた。福島の花粉が首都圏に届く可能性は十分ある」としている。

 ただ、人への影響については、専門家はあまり心配する必要はないと指摘する。放射線医学総合研究所放射線防護研究センターの吉田聡・運営企画ユニット長(放射生態学)は「汚染地域の花粉に放射性セシウムが含まれていても人が吸引する量はごくわずかなので、被曝(ひばく)線量の観点からは無視して構わない程度と考えられる」と話している。環境科学技術研究所の大桃洋一郎特別顧問も「花粉症の人は、普段と同じ対策をしていれば、それほど心配する必要はない」としている。

2011年10月21日03時02分  読売新聞)
秘密

トラックバックURL
→http://moribin.blog114.fc2.com/tb.php/1300-abb1ced2