2011-10-17 08:26 | カテゴリ:未分類

今回のタイの大洪水事件は、日本の企業が低廉な労働力を求めてタイに進出したことが裏目に出たものである。自動車が浪間に浮かんでいる光景は半年前の東日本大震災と津波による沿岸自動車工場の風景と全く重なる。これで当時と同様、自動車共通の部品調達ができずに、世界の自動車工場の生産がストップするだろう。

       

偶然とはいえ、首都圏水没の可能性 というサブタイトルで 実にタイムリーに畑村洋太郎氏が177ページに記事を書いている。「未曾有と想定外」(講談社現代新書)という最近の本のなかである。

     

長雨豪雨で利根川が大決壊すれば東京の広範囲に未防備なゼロメートル地帯でもタイの場合と同様なことが東京で起こっても何ら不思議ではない。畑村氏によれば、「東京の隅田川上流の北千住あたりから地下鉄が導水路になって東京中の地下街が浸水する可能性がある」と警告している。

    

災害は忘れたころにやってくる。洪水による利根川の部分的な決壊は常時起こっていることである。何百年度に一度の大洪水が起こらないとは言えない。民主党政権は大衆迎合主義(ポピュリズム)をやめて八ッ場ダムの再開とスーパー堤防の建設を早急にすすめよ、というご託宣である。

      

タイ洪水、日系320社被災・・・・・主要工業団地浸水

 新たに冠水したのは、メッキ工場など日系5社も操業するファクトリー・ランド工業団地。日系の被害企業は、自動車メーカーのホンダのほか、中小の部品メーカーなど約320社に及んでおり、生産の停止や混乱は長期化しそうだ。被害を免れた米系自動車メーカーも、部品メーカーが被災したため操業を休止しており、東日本大震災の影響から立ち直りつつあった世界のサプライチェーン(部品供給網)に再び悪影響を与えている。

201110170636  読売新聞)

  

(管窺)

秘密

トラックバックURL
→http://moribin.blog114.fc2.com/tb.php/1292-07a0e7e2