2011-10-16 10:16 | カテゴリ:未分類

    WINEPブログですでに紹介したのだが、コメ

糠のセシウムの濃度は白米のセシウムの濃度の約

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である. 
 
   
   
またWINEPブログではすでに玄米から精米し

た糠は白米と約同量のセシウムを含んでいること

も紹介した。

     

だから、放射性セシウム汚染玄米が食品として

の暫定基準である
500ベクレル/Kg以下であって

も、糠がその基準を満たしているとは限らない。 

 
  

世の中には、ビタミン含量の高い「コメ糠」を

健康食品として信奉する人は多い。またコメ糠を用

いた加工食品も菓子屋やせんべいなどの健康食品と

して大量に出回っている。これは付加価値をうたっ

た一種の廃物利用である。

           

   

さまざまな野菜の糠漬けも日本人の常食であ

る。 コメ糠は畜産農家にとっては鶏や家畜にあ

たえる栄養価の高い飼料でもある。 
   
               

また、コメ糠は骨粉と共に植物にとっては

バランスのとれた重要な有機質肥料である。

                    

仮に50ベクレル/Kg の放射性セシウム汚染玄

米 が検出されたら、その糠は
500ベクレル/Kg

以上と なり、食品としてばかりでなく家畜の飼料

としても、 堆肥などの有機質資材としても暫定基

準値を超える ことになる。
  

                     

農水省はこのことに気が付いていて、飼料

基準(300ベクレル/kg)、堆肥基準(400ベク

レル /kg)をみたしているか警告を発してい

るようだ が、検査地点が組織的に選ばれている

わけではなく、 細部はあくまで糠を売買する人

たちの自主的な検査に任せているようである。

      

  現在牛糞堆肥が数多く肥料としての放射性セシ

ウム基準値(400ベクレル/kg)をオーバーして、

農家は出荷自粛を余儀なくされている。多くは昨年

の稲わらを与えたためだと思われるが、今年の稲わ

らや、コメ糠を与えたためかどうか、判然としない

点もある。 
           
                    

福島県の農業総合センターがホームページで開

示している、玄米の放射性セシウム
(Cs134 + Cs137)

による汚染データを解析すると、50ベクレル/Kg

上の玄米が検出された水田は調べた
1174の分析地点

のうちの
1.4もあった。これらの地点のコメ糠は

確実に500ベクレル/kgを超えているはずである。 
  
               
   

   法の目をくぐり向けたコメ糠が加工食品資材とし

て全国規模で出回るのではないかと、懸念してい

る。 
 

            
(森敏)

秘密

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