2011-10-13 05:34 | カテゴリ:未分類

  福島県のコメが販売解禁された。

    

この春、農水省は放射性セシウムの土壌からコメへの「移行係数」を0.1という一桁高い消費者にとっては安全側に設定した。
    
 食品安全委員会がコメの暫定基準を放射性セシウム
 500Bq/kg と国が設定したので、コメの移行係数から逆算して、作付可能なセシウム汚染土壌は 5000Bq/kg 以下でなければならず、これは生産者にとってはとても厳しい条件であった。

       

しかしその結果、昨日、

           

 一般米の本検査の対象となった1174地点のうち、放射性セシウムが検出されなかったのは82%にあたる964地点。100ベクレル未満が17%の203地点、100ベクレル以上500ベクレル未満は0.6%の7地点だけだった。(各紙の報道)
   

となり、福島県知事は福島県米に対して安全宣言を出した。一応お米の基準値を超えるものはなかったので、国としても農林行政的には成功であったといえるだろう。

 

この場合、農水省がお米の移行係数に一桁厳しい値の安全係数を使ったことが功を奏したといえるだろう。
  

  しかし、学問的には、そもそも従来の経験からは起こるはずのない100 Bq/kg以上のお米を算出した水田が0.6%もあったことは、真に驚きである。
 
  予備調査で500Bq/kg、本調査でも470Bq/kgを出した谷内田(やちだ)のような水田は、福島県内には数多く存在する。このような類似の水田は、二本松市周辺以外は今回徹底的に調べられたとは思われない。
 
  福島県がもし調べているのならその具体的な地点名と、そこの土壌の放射性セシウム濃度分析値と、そこでとれたお米の数値を、県のホームページか、講演会か、学術集会かのどこかでぜひ並べて示してほしいものだ。

   

したがって、来年以降は、これらの谷内田では徹底的にセシウムを移行させない農法の指導が必要である。
  
    
(森敏)

 

秘密

トラックバックURL
→http://moribin.blog114.fc2.com/tb.php/1287-20d2efe7