2011-10-10 07:52 | カテゴリ:未分類
  以下のように福島市では果樹ではまず「もも」と「なし」が除染対象になっている。しかし、農水省の果樹試験場などは、除染に対して、何の動きもしていないようである。
   
  東電福島原発が爆発してすぐ後で、さっそく果樹農家からの除染対策に対する質問が来た。いくつか予想される提案をしたが、結果的には、予想外に放射性降下物による直接汚染葉から、果実への放射性セシウムの転流が激しかったようである。さすがにあらかじめ葉を全部切り落としなさいという提案ができなかった。葉がどれほど汚染されているか予想ができなかったので、土壌をマルチしたほうがいいという土壌汚染防止対策しか提案できまかった。4月当時はまだ、原発の暴発が続く可能性が否定できなったからである。
 
(今でも原子炉周辺の「配管に水素が次々と残留している」など、素人にはさっぱり具体的な様子ががわからないが、水素爆発 ―> 放射能飛散 の可能性が残されている)

       
  今回、大部分の桃や梨の大型果実が、クリやビワやユズなどの小型果実よりもセシウム濃度が低くなって、食品汚染基準の500ベクレル/kg以下であったのはハッピーであった。実はこれは単に前者の果実が後者の果実よりも容量がデカイことによるようである。つまり可食部へのセシウムへの移行速度よりも水の移行速度がはやく、どんどん水分で肥大して水増しされて果実のセシウム濃度が薄まったたためである。
      
  この福島市の場合は、果実に放射性セシウムが転流しないようにするために、どういう除染対策が必要かという研究をするのだろう。葉をどの程度生かして(逆にどの程度剪定して)、かつ樹体の周辺土壌などのどこをどのように除染すれば、来年の果実の中にセシウムが移行しないことになるのかの観点からの実験である。 
 
         
       
除染実験:果樹園んで梨、桃対象に 福島市、独自で年内にも
福島市は主要産品の梨と桃の果樹園で、年内にも独自の除染実験を始めることを決めた。効果が確認されれば、未定だった農地の除染スケジュールを市の除染計画に盛り込む。一方で、はぎ取った表土の置き場所の選定など、課題への対応も必要になりそうだ。

 同市は寒暖の差が大きい盆地地形で、水はけの良い扇状地も広がる果樹栽培の適地。除染実験は、市町村単位の06年統計で収穫量全国1位となった梨、2位だった桃が対象で、農協と連携し、放射線量が比較的高い果樹園を近く選定する。

 土地の傾斜など果樹園の形状や土質を調査した後、表土や樹皮のはぎ取り、落ち葉の回収などを組み合わせながら行う。田畑は既に耕作が進み土壌がかくはんされているため今回は見送った。

 一方、はぎ取った表土などの仮置き場は未定。市全域の果樹園の表土を5センチはぎ取ると120万立方メートル(東京ドーム1個分)の土壌が出る。市は「食の安全、安心に向けて除染は必要。風評被害を防ぐ意味でも、市民の協力を得ながら置き場の選定も進めたい」と話している。

 果樹農家らは除染に期待する一方、不安も口にする。国道13号の通称ピーチライン沿いで「まるせい果樹園」(福島市飯坂町)を経営する佐藤清社長(65)は約60年前に果樹栽培を始めた父の志を継ぎ、梨や桃を栽培。中でも減農薬、有機肥料など「土作り」にこだわってきた。所有する農地は約6ヘクタール。除染は費用や人手など単独でできる規模ではない。

 佐藤社長は「畑だと表土を5センチはぎ取ると栄養分の豊富な部分がなくなる。果樹の場合は分からないが、影響を受けるかもしれない」と不安を口にする。その一方で「線量の低減などデータが示されれば風評被害を防ぐ一要素になるし、我々も前向きになれる。やれることは何でもするしかない」と語った。【清水勝】

 

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