2011-09-29 05:59 | カテゴリ:未分類

  水が高いところから低いところに流れるように、放射性セシウムも高いところから低いところにいずれ拡散していくはずです(熱力学第2法則または、エントロピー増大の法則)
    
    今回の台風で、校庭の表面をせっかく剥離して1μSv/h以下まで落としても、多分周辺の山などから落ち葉や、目に見えないほこりとしての放射能汚染物が飛来拡散して、土壌表層濃度が高くなっただろうと推測されます。すでにいったん試験的に除染しても、人や車の出入りで攪乱されて放射線値が上がっている公共用地がありました。

  

  たとえ汚染地での放射能自身が土壌に強く固着して雨水では動かないとしても、何らかの理由で土壌が動けば放射能も動きます。道路や野山を駆け回る子供の運動靴の裏に付着した土は、数百人の子供によってわずかずつ毎日校庭に持ち込まれ、一年もたてば相当な量なるでしょう。だから、登校時には校門から校舎内に運動場を通らずに入り、運動時間に校庭に入るときには、校舎側から、必ず異なる各自の汚染されていない運動靴に履き替えて、出入りする必要があるでしょう。

 

    

  運動中に球技の球がグランドの外に出たりすると厄介だから、校庭の周りはゴルフの練習場のような高い高いフェンスで囲む必要があるでしょう。校庭の周辺の緑の植え込みは表土を丁寧に剥離して、全部剪定したり、伐採して植えかえる必要があります。そうでなければ、植え込みの内側に高いフェンスを張る必要があるでしょう。

 

  こういうことで、思案投げ首で、多くの学校は、校庭や校舎の除染はしたものの、まだ校庭に生徒を入れかねているようです。以下の記事は先日の台風の前に測定した校庭の放射能値です。今は少し値が増えているのではないでしょうか?

    

  自宅・学校・公園までの決められたルートしか行動してはいけない、という刑務所のような地域社会での拘禁生活には、子供たちがいずれストレスで病気になりかねません。
        
  徹底的な地域汚染除去しか解決策はないでしょう。しかし今回策定された福島市のかなり具体的な除染計画では、農地・山林・河川の除染計画が対象にされていません。だからそういうところには子供がちかずかないようにすべきです。しかし阿武隈川河川敷には、夕刻遅くまで数人の子供たちが魚を取っていました。

   

    

181施設校庭は全て1マイクロシーベルト以下

 県と政府の原子力災害現地対策本部は21日、県内の小中学校、高校、幼稚園など1761施設を対象に実施している空間の放射線量調査のうち181施設の結果を公表、校庭や園庭では全ての施設で国が定める放射線量の目安毎時1マイクロシーベルトを下回った。
 校庭、園庭の最大値は伊達市の聖光学院の0.86マイクロシーベルト、最小は会津若松市の会津若松ザベリオ学園小の0.08マイクロシーベルト。:::::(2011年9月22日 福島民友ニュース)



除染土は自宅仮置き 福島市が除染計画発表
 

 福島市は27日、市内全域の約11万世帯を対象とした除染計画を発表した。除染した放射性物質を含む全世帯分の土を仮置きする場所は確保できないとして、民家分は敷地内に埋めて保管するよう求めた。市内の約六割を占める山林や農地は対象から外された。個人が除染する場合の費用負担をどうするかなど課題は多い。2年間で市内の放射線量を毎時1マイクロシーベルト以下にする目標だが、市民からは方法や実効性に疑問や不満の声が上がっている。
 福島市の計画では、公共施設や住宅の除染で出た土は原則として各敷地内に仮置きする方針。除去した土を入れた麻袋をプラスチックなどの容器に入れて穴に埋め、約30~50センチの土で覆うとしている。埋めることで表面の放射線量は約98%カットされるという。
 市は市内数カ所に除染した土壌などの仮置き場を検討しているが、同場所への保管は道路や側溝などで出た放射性物質を含む土に限定した。
 放射線量は市内全域の生活空間で毎時1マイクロシーベルト以下にする。このため、毎時2.5マイクロシーベルト以上と放射線量が高い住宅や、高校生以下の子どもや妊婦がいる毎時2マイクロシーベルト以上の住宅については市が主体となって除染を実施。線量が比較的低い住宅や側溝の除染は市民への協力を求める。現在、毎時1マイクロシーベルト以下の地域は2年間で放射線量を60%低減させる。
 除染の重点地域は国が詳細調査を実施した大波、渡利、小倉寺、南向台の4地区を設定し、仮置き場がある大波地区は10月中旬から始め、年内には除染を終える。その他の地区でも住民説明会で市の方針を伝え、線量の高い地域から順次除染を実施していく。
 今回の計画は、農地や山林、河川の除染については具体的には示しておらず、今後、政府の方針を見極めた上で検討を進める。
  
 

(森敏)

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