2011-09-25 09:10 | カテゴリ:未分類

          昨日、このwinepブログで、二本松市(旧小浜町)で500ベクレル/kgの玄米が検出された理由についてのチェックポイントを8項目にわたって、提案しておいた。
   
  その中の一つに<わき水>も入れておいた。本日の朝日新聞では(旅行中なのでasahi.comのネットで記事の前半しか見ていないのだが)、この農家が
わき水を使っていたことが、述べられている。やはりそうだったんだ。これは今回のセシウム汚染米問題の有力な根拠になりうると思う。
        

わき水が真の原因ならば、山を除染しなければ山間の棚田でわき水を使っている農地は、同じ高濃度放射能汚染米問題を起こすことになるだろう。
  
 

また、森林からの表流水をため池などに用水として確保しているところなどは、ため池などでいったん吸着材で除染した用水を使う必要があることを示唆している。繰り返すが、検出限界以下の放射性セシュムでも生体では数万倍に濃縮されることを忘れてはいけない。

 

いずれにせよ、現場の農業技術者は徹底的にその原因を究明してもらいたい。決して原因を迷宮入りにしてはならない。

     

「コメ、東電が買い上げてほしい」嘆く基準超え農家

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 同市の旧小浜町地区にある男性の田で採取したひとめぼれから、県による予備検査で基準(1キロあたり200ベクレル)を上回る500ベクレルが検出された。

 男性によると、コメは山あいの棚田で作り、山のわき水を使っていた。棚田は祖父の代から耕作してきた。男性は「放射能が消えるまで何十年もかかる」と嘆いた。専門家からは、土でなく砂が多い田んぼのため高い値が出た可能性がある、と説明されたという。本検査で500ベクレル以下なら出荷ができるが、男性は「消費者は買ってくれるだろうか」と心配する。

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(森敏)

追記:わき水を使える棚田の農家は篤農家が多い。なぜなら水の駆け引きを自由にできるから、イネの生育を水で自由に調節でき、用水を通じてのほかの農家の農薬撒布などの汚染の影響を受けにくいからである。

二本松産米:「収穫も出荷もしない」農家、むねんさにじませ

福島県二本松市産の新米予備検査で国の暫定規制値と同じ1キロ当たり500ベクレルの放射性セシウムが検出された問題で、生産農家の男性(56)が24日、毎日新聞の取材に応じ、本検査の結果にかかわらず、「周囲に迷惑をかけるから出荷はしない」と話した。「何も悪いことはしてないのに。初めから作らないほうがよかった」と無念さをにじませた。【山田毅】

 男性の水田は同市小浜地区の山間部にある。稲穂をつけた田んぼが広がり、遠くには磐梯山を望む静かな農村地帯だ。

 祖父の代に山を買って、田んぼを切り開いた。16歳のころから農業を手伝い始め、すでに40年がたつ。大工のかたわらに農薬などを極力使わない安全なコメの生産に努めてきた。 予備検査の結果を知らされたのは23日夕。県の4月の調査で近くの土壌から1キロ当たり4600ベクレルを超える値が検出されていた。「ある程度高い値が出ることは予想していたが、500という値にはびっくりした」という。

 作付けにあたっては、市から「大丈夫」との連絡をもらっていた。「手間ひまと経費は無駄になった」と、今年の収穫も出荷も断念した。

 「本検査で400になっても、消費者は安全と思わない。うちのコメは絶対出荷しない。ほかの安全な福島県のコメに迷惑をかけるから」。7頭の肉牛も飼育しているが、稲が収穫できなければ、餌の稲わらも用意できない。今後の飼育もあきらめるつもりだ。

 同居する次女夫婦に7月、初孫が誕生した。外の物干しに干された孫の服を指さして「本当は外に干すのも心配。原発から遠いはずなのに、理由は分からないけど線量は高いんだ。でも避難の指示や特別な補償もない地域。いったいどうしろというんだろうか」とつぶやいた。

 生活基盤を奪われようとしている現状に「東電は生きていくための最低限の補償をすみやかにしてほしい」と訴えた。

毎日新聞 2011924日 2154分(最終更新 925日 016分)

 

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